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VPSでWordPressサイトを運用するサーバー構築(17)〜FTPサーバーのインストール〜

  • 2017.08.30
  • Web開発
  • サーバー構築
Updated: 2018.01.07
これまでの作業でサーバーへのファイルアップロードは基本的にSSH接続でのファイル転送(SFTP)で行なっていました。ただしこのままですとFTP接続でのファイル転送ができないのでFTPサーバーのインストールと設定を行なっていきます。  
1. FTPサーバーのインストールと設定
1-1. 下記コマンドでFTPサーバーをインストールします。途中で確認が入るので「y」を選択して進めていきます。
# yum install vsftpd
  1-2. FTPサーバー(vsftpd)のインストールが完了したら「/etc/vsftpd/vsftpd.conf」のバックアップを取りvimエディタで編集していきます。
# vim /etc/vsftpd/vsftpd.conf
  1-3. FTPサーバーの設定ファイルである「vsftpd.conf」の内容を下記の通り編集していきます。以下の表記は(変更前 → 変更後)になります。
// 匿名ユーザーのログイン無効化
anonymouns_enable=YES → anonymouns_enable=NO

// FTPのコマンドログを出力
xferlog_std_format=YES → xferlog_std_format=NO log_ftp_protocol=YES

// ASCIIモード転送の有効化
#ascii_upload_enable=YES → ascii_upload_enable=YES
#ascii_download_enable=YES → ascii_download_enable=YES

// FTP接続時のバナー表示
#ftpd_banner=Welcome to blash FTP service. → ftpd_banner=Welcome to blash FTP service.

// 上位ディレクトリ参照の有効化
#chroot_local_user=YES → chroot_local_user=YES
#chroot_list_enable=YES → chroot_list_enable=YES
#chroot_list_file=/etc/vsftpd/chroot_list → chroot_list_file=/etc/vsftpd/chroot_list

// ls -R コマンドの使用可
#ls_recurse_enable=YES → ls_recurse_enable=YES

// ローカルタイムの適用
use_localtime=YES を追記

// リスト内のユーザーにアクセスを限定
userlist_deny=NO を追記

// SSL通信の設定
rsa_cert_file=/etc/pki/tls/certs/vsftpd.pem を追記
ssl_enable=YES を追記
ssl_ciphers=HIGH を追記

// パッシブモードの有効化
pasv_promiscuous=YES を追記
pasv_min_port=50000 を追記
pasv_max_port=50030 を追記
  1-4. 下記コマンドでSSL通信時の証明書を「/etc/pki/tls/certs/」に移動してから作成します。
# cd /etc/pki/tls/certs/
# make vsftpd.pem
  1-5. 証明書ファイルである「vsftpd.pem」の作成が始まり、下記の項目を入力していくことになります。
Country Name → JP
State or Province Name → osaka(都道府県名)
Locality Name → osakacity(市区町村名)
Organization Name → designsupply(組織名)
Organizational Unit Name → devteam(所属部署名)
Common Name → [NAME](名前もしくはサーバーホスト名)
Email Address → [MAILADDRESS](メールアドレス)
  1-6. 「/etc/pki/tls/certs/」配下に「vsftpd.pem」の証明書ファイルが生成されているかを確認します。   1-7. 「/etc/vsftpd/」配下に「chroot_list」ファイルを下記コマンドで生成します。(中は空っぽでOK)
# vim /etc/vsftpd/chroot_list
 
2. FTPユーザーの作成とfirewalldの設定
2-1. 下記コマンドでFTPユーザーを作成し、パスワードを設定します。
# adduser --home /var/www --shell /sbin/nologin [FTP_USERNAME]
# passwd [FTP_USERNAME]
  2-2. 作成したFTPユーザーを「/etc/vsftpd/user_list」へ追加します。vimエディタで開き、下記の通り追記します。
# vim /etc/vsftpd/user_list

--------
# If userlist_deny=NO, only allow users in this file
# If userlist_deny=YES (default), never allow users in this file, and
# do not even prompt for a password.
# Note that the default vsftpd pam config also checks /etc/vsftpd/ftpusers
# for users that are denied.
[FTP_USERNAME]   // 追加したFTPユーザーを追記
--------
  2-3. サーバー起動時に自動的にFTPサーバーが起動するように下記コマンドで設定し、引き続いてFTPサーバーを起動させる
# systemctl enable vsftpd
# systemctl start vsftpd
  2-4. 下記コマンドでFTP接続に関するfirewalldの設定を行います。
# firewall-cmd --add-service=ftp --permanent
# firewall-cmd --add-port=20-21/tcp --permanent
# firewall-cmd --add-port=50000-50030/tcp --permanent
# firewall-cmd --reload
  2-5. FTPクライアントツールでFTP接続し、ファイルの転送ができるかを確認します。  
  これでFTP及びFTPS接続でのファイル転送ができるようになりました。あまり使用するケースはないかもしれませんが、できるようにしておくと何かと便利ではないでしょうか。   (参考) さくらVPSでFTPを使える様にした さくらVPSにFTPで接続する(CentOS+vsftpd)   [shortcodefile file='shortcode-developmentlab-001']    
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この記事を書いた人オガワ シンヤ

合同会社デザインサプライ代表兼CEO / ディレクター・ウェブデザイナー・フロントエンドエンジニアをやっています。「ウェブとデザインでヒト・モノ・サービスを繋げ新しい価値を生み出す」をコンセプトに日々奮闘中!制作中はダイエットコーラとチョコレートが欠かせないアラフォーWebクリエイター。

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