今回はPhotoshopを使って、よりリアルな金属のエンブレムのようなデザインを作成する方法についてまとめていきたいと思います。キーワードは「光沢」と「立体感」です。そのようなデザインを作成するときには役に立つのではないでしょうか。Photoshopを使うことで簡単に表現することができます。
金属のイメージを出すにはグラデーションでどのような色を使うかが重要になってきますが、過去記事「【デザインワークショップ】vol.1 金属の質感をグラデーションで表現する」にいろんなサンプルもまとめていますので是非ご参考ください。
それでは早速作成していきます。まずはデザインの対象となるテキストとオブジェクトを用意します。フォントなども雰囲気が出るようなものを選択しておくといいですね。
適用させたい要素に対して、レイヤースタイルの「ベベルとエンボス」を追加します。スタイルは「ベベル(内側)」を選択し、テクニックは「シゼルハード」を設定し、その他項目はデザインを見ながら調整します。ただし、陰影の「光沢輪郭」は「リング – 二重 -」を適用させておきます。
そして「輪郭」も適用していきます。要素の形状については「円錐 -反転-」を適用させておくといい感じに仕上がります。
次にレイヤースタイルの「サテン」を追加し、金属の光沢感を強調させていきます。項目については適宜デザインを見ながら設定します。
そしてレイヤースタイルの「グラデーションオーバーレイ」で光沢の色味をつけていきます。色についてはイメージに合わせてグラデーションを作成していきます。過去記事「【デザインワークショップ】vol.1 金属の質感をグラデーションで表現する」では金属の光沢を表現したグラデーションのサンプルをまとめていますのでご参考に。
続いてレイヤースタイルの「光彩(外側)」で光のグローを表現していきます。こちらもイメージに合わせて調整していきますが、淡い感じにとどめておく方が良さそうですね。
他の要素がある場合には先ほど作成したレイヤースタイルをコピーして、適用させる要素にコピーしたレイヤースタイルをペースとします。
最後に、新規レイヤーを作成し、そのレイヤーの描画モードを「オーバーレイ」にした状態で、描画色を白にして「ブラシツール」で明るくしたい部分をなぞっていきます。
光の印象が目立ちすぎる場合にはレイヤーの透明度を下げて調整します。
こんな感じでテキストやオブジェクトにメタリックな質感を与えることができました。革素材の背景と合わせるとそれっぽくリアルな雰囲気が出るかと思います。
いかがでしょうか、プロダクト関連のデザインワークではこのようなリアルな質感が必要とされるケースもあるかと思いますので、機会があれば是非試してみてください。