WordPressでget_posts()などを使って配列に格納された投稿から特定の投稿とその前後の投稿を取得する
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WordPressを使った開発案件において、投稿情報を扱う際には通常のループ処理以外にも、get_posts()などで条件に合わせて配列として情報をまとめておくケースも多々あります。その際に、特定のIDで投稿を取得するのは簡単ですが、その前後の投稿も一緒に欲しいとなった場合、やや面倒になってしまいます。今回は配列として格納されている投稿から特定の投稿と合わせて前後の投稿を取得する方法をメモとして残しておきたいと思います。
まず、通常のループ処理のなかで、現在の投稿の情報が取得できている場合には、すでに前後の投稿の情報については「get_next_post()」や「get_previous_post()」という関数が用意されているので、これで一発で取得できます。しかし、現在の投稿情報がわからない状況下では、対象となる投稿を投稿順に全て取得して、特定の投稿のインデックスを調べる必要があります。インデックスがわかれば、前後の順番を割り出せることができますので、今回はそのような処理で作成してみました。
基本的にはテンプレート内でループ処理をしながら投稿データを扱っていくことが多いと思いますが、特定の条件での掛け合わせや、APIとして使う場合などには、get_posts()で投稿データを扱うことも出てきます。意外と面倒な部分もあるので、覚えておくと便利かもしれませんね。
function get_with_prev_next_posts($id) { // 対象範囲の投稿を全件取得 $args_all = array( 'posts_per_page' => -1, 'post_type' => 'post', 'post_status' => 'publish' 'orderby' => 'date', 'order' => 'DESC' ); $posts = get_posts($args_all); // 対象範囲の投稿のIDをリスト化 $id_list = array(); foreach($posts as $post) { array_push($id_list, $post->ID); } // 対象となる投稿を取得 $args_target = array( 'posts_per_page' => 1, 'post_type' => 'post', 'post_status' => 'publish', 'include' => $id ); $target_post = get_posts($args_target); // 対象となる投稿のインデックスを取得し、インデックスから前後の投稿を特定 $target_post_index = !empty($target_post) ? array_search((int) $id, $id_list, true) : -2; $prev_post_id = $target_post_index < count($id_list) - 1 ? $target_post_index + 1 : null'; $next_post_id = $target_post_index > 0 ? $target_post_index - 1 : null; // インデックス番号をもとに前後の投稿を取得 return array($posts[$next_post_id], $target_post[0], $posts[$prev_post_id]); }まずは関数として定義し、引数には対象の投稿のIDが入るようにしておきます。そして、対象となる全ての投稿と、基準となる特定の投稿をIDで取得します。この時には、投稿日順やID順など前後の投稿情報に影響があるので、並び順には注意しておく必要があります。そして投稿の一覧からは、それぞれIDを抜き出して別の配列に格納していきます。このIDから特定の投稿のインデックスを「array_search()」のメソッドを使って取得していきます。 前後の投稿のインデックスをそれぞれ条件に合わせて取得します。今回は先頭の投稿や、最終の投稿などの場合にはnullが入るようにしています。この辺りはもう少しスマートにできるかもしれませんが、やや強引になってしまいました。。 最後に全ての投稿の配列から、それぞれのインデックス番号で投稿データを取得します。これで、特定の投稿と合わせて前後の投稿を取得することができました。
基本的にはテンプレート内でループ処理をしながら投稿データを扱っていくことが多いと思いますが、特定の条件での掛け合わせや、APIとして使う場合などには、get_posts()で投稿データを扱うことも出てきます。意外と面倒な部分もあるので、覚えておくと便利かもしれませんね。
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