CSSでブレンドモードが指定できるプロパティmix-blend-modeを試してみる
CSSには様々なプロパティが続々と追加されていますが、今回はその中でも比較的モダンなプロパティである「mix-blend-mode」についてまとめてみたいと思います。このプロパティですが描画モードを指定できるものとなり、PhotoshopやAdobeXD、Sketchなどのデザインツールでレイヤーを重ねた時などによく使われるレイヤーを描画モードを設定する機能と同じものになります。描画モードについて詳しくは過去記事「Photoshopで登場するレイヤー描画モードの種類について」をご参照ください。
描画モードを指定することで、それぞれの要素を重ねた時の見え方に変化をつけられますので、デザインの表現や馴染ませたりする時などに役立ちます。下記はデザインツールで描画モードを設定している様子ですが、こういったことがCSSでも出来るようになります。
これまではデザインツールでビットマップ画像として書き出していたものが、CSSで表現できるようになるということになります。こうすることで、例えばCSSアニメーションと組み合わせて徐々に変化させたり、JavaScriptと組み合わせてイベントトリガーに合わせて変更するということが可能になります。
使い方もシンプルで、ベースレイヤーとなる要素の上に合成レイヤーとなる要素を重ねるように配置し、表面に配置される要素に対して、下記のようにmix-blend-modeプロパティに描画モードの値を指定するだけでOKです。
いかがでしょうか、このように要素同士を重ねた時の描画モードもCSSで設定できるようになります。本来はデザインツールで調整していたことが直接HTML上で変更できるのはかなり便利ではないでしょうか。またデザイン表現の幅も広がりそうですね。一部ブラウザは対応していないのですが、モダンブラウザに限れば問題なく使えますので、ぜひ積極的に取り入れていきたいものですね。 (参考にさせて頂いたサイト) mix-blend-mode - CSS: カスケーディングスタイルシート | MDN

// HTML <div> <img class="base-layer" src="base.jpg" alt=""> <img class="blend-layer" src="blend.jpg" alt=""> </div> // CSS ※一部抜粋 .blend-layer { mix-blend-mode: overlay; }今回はこちらの写真素材と合成レイヤーの画像を使って、実際に描画モードをCSSで指定してみたいと思います。合成レイヤーの画像は変化がわかりやすいように3原色とグレースケールをそれぞれグラデーションにしたものを用意しています。
いかがでしょうか、このように要素同士を重ねた時の描画モードもCSSで設定できるようになります。本来はデザインツールで調整していたことが直接HTML上で変更できるのはかなり便利ではないでしょうか。またデザイン表現の幅も広がりそうですね。一部ブラウザは対応していないのですが、モダンブラウザに限れば問題なく使えますので、ぜひ積極的に取り入れていきたいものですね。 (参考にさせて頂いたサイト) mix-blend-mode - CSS: カスケーディングスタイルシート | MDN
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