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Sassのマップ変数を活用して複雑なメディアクエリを一括で管理する

最終更新日: Update!!
CSSのコーディングをもっと快適にするために必要不可欠となったSassですが、今回はSassを使ってメディアクエリをより簡単に管理する方法をまとめていきたいと思います。Sassを使ったメディアクエリについては過去記事「変数とmixinを使ったメディアクエリで効率的なレスポンシブコーディング」にもまとめておりますが、今回はより柔軟に対応できるようになっています。   今回のポイントはSassの機能である「マップ変数」というものを使うところになります。このマップ変数は、通常の変数とは異なり配列のように複数のデータを扱うことができます。そこで各ブレークポイントを変数定義した後に、全てのブレークポイントを一つのマップ変数にまとめておきます。この時に「!default」フラグをつけておくことで初期値としての明示と、後からの変数上書きに対して柔軟に対応できるようになります。そしてmixinで同じようにメディアクエリを出力できるようにしておきます。 【Sass(SCSS)】
$screen-xl: 1200px;
$screen-lg: 992px;
$screen-md: 768px;
$screen-sm: 544px;
$screen-xs: 480px;
$bp-list: (
 xs: screen and (max-width: #{$screen-xs}),
 sm: screen and (max-width: #{$screen-sm}),
 md: screen and (max-width: #{$screen-md}),
 lg: screen and (max-width: #{$screen-lg}),
 xl: screen and (max-width: #{$screen-xl})
) !default;
@mixin screen-mq($bp-key) {
 @media #{map-get($bp-list, $bp-key)} {
  @content;
 }
}
  マップ変数の中には、直前で指定した変数を扱うことになりますが、そのまま使うとエラーとなりますので#{}という形(インターポーレーション)で対応します。そしてmixinで出力させる時に引数として、マップ変数のキーを指定できるようにしておきます。その中にはmap-gat()関数でブレークポイントをまとめたデータを取得して、各メディアクエリを出力させるようにします。   あとはincludeでキーを指定した形で出力させるだけでOKです。このようにキーを変えるだけでいろんなメディアクエリを出力することが可能になり、よりスマートなコーディングができますね。 【Sass(SCSS)】
@include screen-mq(xl) {
 // 1200pxまでのディスプレイサイズに適用
 h1 {
  font-size: 3.0rem;
 }
}
@include screen-mq(sm) {
 // 544pxまでのディスプレイサイズに適用
 h1 {
  font-size: 2.0rem;
 }
}
  【CSS】
@media screen and (max-width: 1200px) {
 h1 {
  font-size: 3.0rem;
 }
}
@media screen and (max-width: 544px) {
 h1 {
  font-size: 2.0rem;
 }
}
  いかがでしょうか、このようにSassの機能をうまく活用することで、よりプログラミングっぽくCSSコーディングができるようになると共に、複雑な仕様もシンプルに管理できるようになるのは大きなメリットですね。   (参考にさせて頂いたサイト) Sassの変数とmixinで変更に強いメディアクエリをつくる マップ変数を使用する
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