WordPressのショートコードを入れ子で使えるようにする
過去記事「WordPress内でのショートコード使用方法メモ」でショートコードの使用例をまとめていましたが、少し複雑な要件になると、書き方を考える必要があります。今回は、ショートコードの中にショートコードを記述する入れ子の構成でも使えるようにする方法をまとめていきます。
まずはどのような場面で必要になるかというのを整理してみます。具体的な例を下記にあげてみました。ここでは左右2カラムに並んだボックスをショートコードで出力してみたいと思います。
【WordPressエディタ】
[parent] [childLeft]左ボックスのコンテンツ [/childLeft] [childRight]右ボックスのコンテンツ [/childRight] [/parent]【出力後のHTML】
<div class="parent"> <div class="child-left">左ボックスのコンテンツ </div> <div class="child-right">右ボックスのコンテンツ </div> </div>過去記事「WordPress内でのショートコード使用方法メモ」で紹介している方法では、ショートコードの中に書いたショートコードはそのまま文字列として表示されてしまいます。ですので、ショートコードの中にショートコードを使えるようにする必要がありますので、下記のコードをfunctions.phpに追記します。 【functions.php】
// 親要素にあたるショートコードの関数を定義 function shortcodeParent( $atts, $content = null ) { // ショートコードを内部で出力 $content = do_shortcode( shortcode_unautop( $content ) ); return '<div class="parent">' . $content . '</div>'; } add_shortcode('parent', 'shortcodeParent'); // 子要素にあたるショートコードの関数を定義 function shortcodeChildLeft( $atts, $content = null ) { return '<div class="child-left">' . $content . '</div>'; } add_shortcode('childLeft', 'shortcodeChildLeft'); // 子要素にあたるショートコードの関数を定義 function shortcodeChildRight( $atts, $content = null ) { return '<div class="child-right">' . $content . '</div>'; } add_shortcode('childRight', 'shortcodeChildRight');少しややこしいのですが、ポイントとなるのは親要素にあたるショートコードの関数で、ショートコードで出力される内容にショートコードの関数で出力した内容を表示できるようにする点です。$contentの変数にdo_shortcode()でショートコードを実行していることになります。こうすることでショートコードの入れ子が使えるようになります。あまり複雑になりすぎると使いにくくなるのですが、対応できる要件の幅が広がるのではないでしょうか。 (参考にさせて頂いたサイト) WordPressでショートコードの中にショートコードを書けるようにする方法
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