admobの広告をアプリ内に表示させる
最終更新日: Update!!
せっかく作ったアプリはリリース後に収益につなげていきたいですよね。アプリの有料化以外にもアプリ内に広告を表示させて収益を得る方法もあります。その中でもメジャーな「Admob」というサービスを利用して広告を表示する方法をまとめていきます。
ハイブリットアプリのプラットフォームであるCordovaには数多くのプラグインが用意されていますが、今回はAdmob広告の表示に「cordova-admob-pro」というプラグインを使います。
Admobアカウント登録と広告ユニット作成
まずは次のページよりAdmobのアカウント登録を行います。 googleのアドワーズ、もしくはアドセンスのアカウントがあれば簡単に早くアカウントが作成できます。 https://www.google.co.jp/admob/ アカウントが作成できたら、広告ユニット(広告バナーが表示される部分)の作成を行います。【新しいアプリを収益化】のボタンから画面の手順に沿って広告ユニットを作成します。広告の表示方法はバナー(画面の一部に表示)もしくはインタースティシャル(画面全体に大きく表示)から選択できます。 広告ユニットが作成されると広告ユニットの詳細情報に、ca-app-pub-****から始まる「広告ユニットID」が表示されています。アプリのプラグイン設定時にこのIDを使用します。Admob用プラグインの設定
1.コマンドでプラグインをインストール 次のCordovaコマンドで、cordova-admob-proのプラグインをインストールします。$ cordova plugin add cordova-plugin-admobpro2.index.jsに下記のコードを追記します Admobの広告を表示させるjavascriptのコードになります。先ほど作成した広告ユニットIDを設定します。
AdMob.createBanner({ adId:'ca-app-pub-**********広告ユニットIDが入ります**********', position:AdMob.AD_POSITION.BOTTOM_CENTER, overlap: true, autoShow:true });Cordovaが完全に読み込まれたタイミングでないとプラグインが利用できないため、onDeviceReady()の関数内にAdmobの広告を表示させるコードを挿入します。 【index.js】※一部抜粋
var app = { initialize: function() { this.bindEvents(); }, bindEvents: function() { document.addEventListener('deviceready', this.onDeviceReady, false); }, onDeviceReady: function() { app.receivedEvent('deviceready'); //Admobの広告バナー表示コード AdMob.createBanner({ adId:'ca-app-pub-**********広告ユニットIDが入ります**********', position:AdMob.AD_POSITION.BOTTOM_CENTER, overlap: true, autoShow:true }); }, receivedEvent: function(id) { var parentElement = document.getElementById(id); var listeningElement = parentElement.querySelector('.listening'); var receivedElement = parentElement.querySelector('.received'); listeningElement.setAttribute('style', 'display:none;'); receivedElement.setAttribute('style', 'display:block;'); console.log('Received Event: ' + id); } }; app.initialize();アプリをビルドして実機で確認すると広告バナーが表示されているのが確認できます。 また、リリース前の動作テストには下記のサンプル広告コードを使用します。
// Admobサンプル広告バナーコード AdMob.createBanner({ adId:'ca-app-pub-3940256099942544/6300978111', position:AdMob.AD_POSITION.BOTTOM_CENTER, overlap: true, autoShow:true });テストに本番用コードを使用するとアカウント停止の恐れもあるので必ずサンプル広告のコードを使うようにします。
Admob利用時の注意点
Cordovaの初期index.htmlファイルに含まれている、devicereadyのステータスを示す部分である下記のコードがあります。<div class="app"> <h1>Apache Cordova</h1> <div id="deviceready" class="blink"> <p class="event listening">Connecting too Device</p> <p class="event received">Device is Ready</p> </div> </div>これを削除してしまうと、なぜか広告が表示されません。ですのでこの部分は残しておき、CSSなどで非表示にして対応するのが良さそうです。 またその他注意点としてはjavascriptファイルの読み込み順があり、cordova.jsを読み込んだ後で、index.jsを読み込むようなるよう記述します。 【index.html】※一部抜粋
… <script type="text/javascript" src="cordova.js"></script> <script type="text/javascript" src="js/index.js"></script> </body> …また、バナー表示の場合は画面下部にバナーの高さで40pxほどのスペースがとられるので、デザインやレイアウトなども考慮する必要があります。 いかがでしょうか、プラグインを利用するので広告を表示させるのにそこまで難しくはないと思います。広告の表示位置などは色々と設定できるみたいなので、アプリに合わせてカスタマイズしてみてはどうでしょうか。
sponserd
keyword search
recent posts
- GSAPとvivusを使ったSVGのドローアニメーション
GSAPとvivusを使ったSVGのドローアニメーション
- GSAPでScrollTriggerプラグインを使ったスクロール固定表示アニメーションの応用
GSAPでScrollTriggerプラグインを使ったスクロール固定表示アニメーションの応用
- Shopifyでオリジナルテーマ制作やテーマカスタマイズで使えるTips #3
Shopifyでオリジナルテーマ制作やテーマカスタマイズで使えるTips #3
- Shopifyでオリジナルテーマ制作やテーマカスタマイズで使えるTips #2
Shopifyでオリジナルテーマ制作やテーマカスタマイズで使えるTips #2
- Shopifyでオリジナルテーマ制作やテーマカスタマイズで使えるTips #1
Shopifyでオリジナルテーマ制作やテーマカスタマイズで使えるTips #1
- ViteでReactとReact Routerを使ってみる
ViteでReactとReact Routerを使ってみる
- ViteでPugのコンパイル環境を導入する
ViteでPugのコンパイル環境を導入する
- ViteでMarkuplintとPrettierを使える環境を構築する
ViteでMarkuplintとPrettierを使える環境を構築する
categories