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一眼レフで満月の写真を撮影するセッティングとレタッチ

最終更新日: Update!!
少し時期がずれるのですが、10月くらいにとても天気もよく満月が綺麗だった日があったので、カメラの練習も兼ねて一眼レフで満月の写真を撮ってみました。普通の被写体で日中の撮影と比べると異なる部分もあり、綺麗に撮影するにはいくつかのポイントがあります。今回はその時に注意した撮影時のポイントやカメラのセッティング、またレタッチについてもまとめてみたいと思います。   まず、撮影時の状況ですが、おおよそ20時くらいの市街地で夜ですが比較的街の明かるさもあるという状況です。天候は晴れで、少し雲があるものの、前日に雨が降ったこともあり澄んだ空気で視界はクリアでした。月齢はほぼ満月の状態で、東の空に高く上がっているのが見えます。   続いてカメラについてですが、普段使っているフルサイズの一眼レフ(Canon EOS 6D)に24〜110mmのズームレンズで撮影しました。本来ですと、200mm以上の望遠レンズでクレーターまでくっきりと見えるように撮影したいところですが、あいにく超望遠レンズは持っておらず、、とりあえず110mmでもなんとかクレーターがわかるくらいには撮影できるのでチャレンジしてみることにしました。そして、自宅ベランダからの撮影でかなりのハイアングルになるということもあり、三脚を使って撮影しました。   そして撮影時のセッティングですが、満月を撮影するときにいくつか注意するポイントがあります。まず、撮影モードはマニュアルを大前提とします。夜間は周りが暗い上に月はとても明るいため、シャッタースピードや絞りを開放にすると白飛びしてしまいます。そのため、1000分の1くらいのシャッタースピードにして露光量をコントロールする必要があります。暗い中での撮影は長時間露光での撮影でないと暗くなってしまうのですが、月だけ撮影する場合には月の明るさに合わせる必要があります。実際に200分の1くらいのシャッタースピードで撮影するとこのように白とびしてしまい、月の周辺に光彩が発生したり、クレーターが見えなくなってしまいます。   シャッタースピードと合わせて重要なのがISO感度です。ISO感度をAutoにしていると、夜間の撮影ではかなりISO感度が上がってしまうことで写真にノイズがかかってしまいます。そのため、ISO感度はできるだけ低く100くらいに設定しておきました。絞りについては実際に撮影しながら明るさを調整しながらになりますが、基本的には被写体がクリアに見える10前後くらいにしておくのが良いそうですね。あと、今回は撮影した後のレタッチでいろんな印象を変えてみたいので、Rawデータでの撮影にしました。   そんな感じで撮影したものがこちらです、今回は110mmのレンズで撮影しているため、かなり小さくなってしまいましたが、、それでもクレーターがはっきりとわかるくらいに撮影することができました。   後からレタッチをすることを踏まえると、ややアンダーで撮影した方がクレーターの陰影もわかりやすいのでおすすめです。今回のセッティングをまとめるとこのような感じです。 ・レンズ:110mm(望遠レンズ) ・シャッタースピード:1/1000 ・絞り:F10.0 ・ISO感度:100 ・撮影モード:マニュアル / Raw   では続けてレタッチを行ってみたいと思います。今回はLightroomを使って主にホワイトバランスを変えて印象をコントロールしてみたいと思います。まずは明るさやコントラストを調整し、よりクリアに見えるようにレタッチしたものがこちらです。   次はホワイトバランスを変えて少し違う印象にしてみたいと思います、まずは色温度を調整してより寒色系に寄せることで、輝度がより高い冷たい冬の月の印象にしてみます。   次は月食の時のような赤褐色に近い色味に寄せてみます、先ほどの色温度を調整した冷たい印象とは全く違った表現になりました。  
  今回は満月の写真を一眼レフで撮影してみてレタッチまでを行ってみました。いつもの撮影のセッティングとは少し異なり、注意すべきポイントはありますが、それを間違わなければとても綺麗に撮影できますね。本当はもっと望遠レンズで迫力のある画を撮りたかったのですが、、また望遠レンズを購入してからリベンジしたいと思います。
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