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Lightroomでもっと綺麗な海辺の写真を目指すレタッチとカメラワーク

久しぶりに写真のレタッチに関する記事になります。今年は色々とお仕事が忙しく、さらにコロナの影響などでなかなか写真撮影にも出掛けられなかったのですが、先日時間が取れたので気分転換も兼ねて海に写真撮影に行ってきました。いつもパソコンに向かって部屋にこもりながらの仕事なので、外に出かけて自然に触れるのはとてもいいリフレッシュになりますね。   今回は海辺の写真をLightroomを使ってより鮮やかに、かつクリアにしていくレタッチを行なっていきます。そのままではどうしてもボヤけた印象になりがちですが、波音や海風の気持ち良さが伝わってくるような仕上がりを目指していきます。   今回撮影した写真はこちらになります。なかなかいいアングルが探せなかったのですが、いいポイントを見つけることができました。9月の残暑厳しい晴天の日で、風は涼しいのですが日差しがきつく全体的に露出オーバーになってかすみがかかってしまっています。  
海辺の撮影におけるカメラの設定ポイントについて
撮りたい写真の画角や雰囲気、人物モデルの有無、また撮影時間によっても色々とありますが、今回は晴天の日中で比較的広角の風景写真としての場合について考えてみたいと思います。日中ですのであまり開放しすぎると明るくなりすぎて白飛びしてしまう可能性があります。また波の動きもしっかりとブレずに押さえておきたいのと、全体的にクリアでシャープな印象を表現したいので、シャッタースピードも早めに設定しておきたいですね。撮影モードはこれらをコントロールするために、マニュアルモードあるいはAvモード(絞り優先)で撮影したいですね。画角は海辺の風景ということでできるだけ広角になるよう撮影していきます。  
Lightroomで海辺の写真をレタッチ
今回はLightroomでレタッチを行なっていきます。まずはいつものようにレンズの歪み補正から行なっていきます。   【レンズの歪み補正】 今回は広角レンズで撮影しているので、レンズの曲面によって多少の歪みが発生しています。まずはこの部分を整えておきます。   【角度補正・トリミング】 合わせて撮影時の角度補正や、トリミングも最初に決めておきます。今回は広角な画角をさらに際立たせたいので、ワイドな縦横比率になるようにトリミングしていきます。   【露出調整・コントラスト】 撮影時は少し露出オーバー気味だったので、やや明るさを抑える感じに調整しました。またコントラストも少し上げておきます。コントラストはこの後のハイライトやシャドウなどでも調整していきますので、ほんの少しだけ程度に抑えておきます。   【ハイライト・シャドウ】 ハイライト部分とシャドウ部分を強調させていきます。今回は全体的に明るかったのでどちらかというとシャドウや黒い部分をより強調させる方向でコントラストを調整していくことにしました。   【かすみの除去】 今回撮影したのは晴天の日中ということと、さらに陽の光が強かったため全体的にモヤがかかったように霞んでしまっていました。そこで「かすみの除去」の効果を使って自然な見た目や色味を維持しながらも全体的に霞んでいるのを修正していきます。この調整だけで大きく見た目が改善されましたね。   【彩度の調整】 海や空の青みを彩度の調整によって少し補っておきます。あまり鮮やかすぎると不自然になってしまいますので、ほんの少し程度に抑えておきます。   【色温度、色被り補正】 必要に応じて色温度を調整していきます。今回は夏の終わりくらいの時期でかなり暑かったのですが、海と空の色味を際立たせるため多少色温度を下げてみました。ただ、あまりやりすぎると冷たい感じになってしまうので、少しだけにとどめておき、合わせて色被り補正で青紫色っぽくならないように調整します。   【色調補正】 今回は空と海の風景写真になるので、青色を中心に色味を調整していきます。元の写真が全体が霞んでいて色味の変化に乏しい印象でしたので、各色味ごとに彩度や輝度を調整しながら、元の色味がより強調されるように整えていきます。   【シャープ】 最後の仕上げとして、今回は波の部分など写真の中に動きを感じさせる箇所があるので、シャープを加えていきます。あまり強くかけずぎるとエッジの部分がブレて見えるようになるなど不自然な見た目になってしまうので注意が必要です。   これで元の写真がこのようにレタッチが加わりました。全体的なかすみも消えて色味もクリアになり、コントラストも加わることで海風や波の音など動きを感じさせる写真に仕上がりました。  
  今回は海辺の写真をテーマに、レタッチを行うケースをまとめてみました。晴天の日で日差しが強い場合の写真撮影は露出オーバーになったり、全体的にかすみがかかりやすくなるのですが、かすみの除去やコントラストの調整でメリハリのある見た目に仕上げていくと印象も変わるのではないでしょうか。
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