これまでの記事通りに進めていきますと、すでにたくさんの記事をブログ上に投稿し、SNSでもブログ記事の拡散ができている状態です。ただし、この段階ではまだ結果は出ていないかと思います。中にはこの段階で目に見えるような結果が出ているケースもあるかもしれませんが、普通はまだ結果が出ていないことの方が多いのでご安心ください。
そこで今回は結果を出せるブログにしていくためにアクセス解析の活用法について説明していきたいと思います。
#1 ブログやメディアはストック型の資産である
ブログは投稿したらすぐに結果が出るものではありません。ある程度続けることで少しずつ成果が見え始めて、あるところで大きく結果が出るストック型の資産であると言えます。
ある統計データによれば、ブログ開設から3ヶ月続くものが7割、1年続くものが3割、2年続くものはなんと1割という数値が出ているそうです。いろんな理由があれ、一般的にはブログを続けられるというのも難しいようですね、、
もちろん、ブログを続けて数ヶ月ほどで目に見える結果が出ればいいのですが、ネームバリューがある、希少価値のある情報を発信しているといった特別な条件がない限りは厳しいのではないでしょうか。
ですので、結果を出すにもまずは続けていくことが大前提なのですが、結果が出るまでの期間はできるだけ短くしたいですよね。そこで重要になってくるのがアクセス解析とキーワード分析です。
#2 ブログ運用におけるPDCAサイクルのためのアクセス解析とキーワード分析
過去記事「【ウェブマーケティング虎の巻】vol.2 ウェブで集客やセールスをする具体的な方法とは」で詳しく説明していますが、ブログやメディアを使ったウェブ上での集客の基本は「価値ある情報提供」です。
まずは価値のある情報をマーケティングの原則に沿って発信し続けることが前提になります。それを続けていく上で、もちろんすぐに結果が出るわけではないので改善を行うことが必要になります。いわゆるPDCAサイクルといった形で運用を行なっていきます。
ただし闇雲に改善を行うわけではありません。結果が出ない理由には必ず原因があるので、その原因をまずは突き止めなければなりません。そこでアクセス解析とキーワード分析が登場します。
#3 アクセス解析ではゴールや目標までの距離がわかる
過去記事「【ウェブマーケティング虎の巻】vol.3 ウェブで集客やセールスを始める準備」でアクセス解析導入の目的について触れていますが、アクセス解析ではサイトへのアクセスにおける、訪問回数、ユニークユーザー、ページビュー数、滞在時間といった各種指標のデータを確認することができます。
もっともメジャーな解析ツールである、Googleアナリティクスでは様々な指標をより詳細に見ることができますが、慣れていない場合だとちょっと難しい印象があるかもしれません。そんな場合には、まずいろんな数値を一通り見て、これらの数値の変化に注目するくらいでも最初は大丈夫です。とりあえずはアクセス解析の使用に慣れるところから始めていきましょう。
このアクセス解析では主に目指しているゴールや目標と、現状の結果を比較することができます。ただし、ここではアクセス解析の作業自体が目的ではありません。あくまで結果につなげるための一つの手段です。では、どういった項目に注目するかですが、こちらについては後日詳しく説明していきたいと思います。アクセス解析は目的ではなく手段であることを意識しておきます。
#4 キーワード分析では発信している情報と求められている情報の差がわかる
こちらも同じく過去記事で導入について触れていますのでご参考ください。キーワード分析では実際にキーワード検索されているキーワードの履歴を確認することができます。
キーワード分析にはGoogleサーチコンソールを使います。アクセス解析のGoogleアナリティクスと連携させることで、キーワードごとのアクセス解析データを見ることも可能です。
キーワード分析では検索キーワードに関する情報を集めることができますので、ユーザーがどんな情報を求めているかがわかります。ですので、この検索キーワードと発信しているブログの内容を比べると、ユーザーが求めている情報に対してブログのコンテンツがどれだけマッチングしているかがわかります。
キーワード分析はアクセスアップにつながるコンテンツを作る上でとても重要な情報になりますので、うまく使いこなせるようにしていきます。
「サイト運用で結果に出すには必須のアクセス解析とキーワード分析」まとめ
・ブログは続けていくことで少しずつ成果が見えてくるストック型の資産
・短い期間で結果を出すためにはアクセス解析とキーワード分析が重要
・アクセス解析は作業自体が目的ではなく、結果を出すために活用するのが目的
・キーワード分析はアクセスアップにつながるコンテンツ制作に役立てる
ではサイト運用の際にはアクセス解析とキーワード分析をどのように進めていけばいいのでしょうか?次回は具体的なアプローチについてまとめていきたいと思います。
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