【法人1年目】会社設立までの流れと設立後の状況を振り返ってみる
この記事を執筆時点では、個人事業として創業9年目を目前としている状況なのですが、ちょうど今年から法人化したということで、会社設立の流れや、現在の状況を振り返ってみる機会がいつの日かできればと思っていました。今回はこちらをテーマに書いてみたいと思います。
こんな感じで定款に記載する情報を入力していきます。入力が終わるとPDFデータとしてプレビューでき、問題がなければPCヘダウンロードします。
5. 電子定款作成
定款のデータが完成すると、引き続き電子定款として電子認証をつけていきます。紙の定款として認証する方法もありますが、印紙代として4万円が必要になるのと手間もかかるため、freee会社設立のページ内でこのまま引き続き電子定款申請の作業を進めていくことをお勧めします。電子認証は専門家が対応することになるので、別途費用が5,000円必要となります。
そのまま担当者へ定款が送られますので、担当の行政書士さんと不備の確認などメールでやり取りを進めていき数日ほどで電子定款が出来上がり、freee会社設立のページからダウンロードできます。
6. 会社印の用意
その間に並行して会社印を用意しておきます。だいたい必要なものは3種類と言われていて、値段もピンキリです。特にこだわりもなかったので、安くて早いという点で「はんこプレミアム」さんで注文しました。会社設立用3点セットというものがあれば必要なものが全て揃います。
【はんこプレミアム】
https://www.inkans.com/
7. 資本金の入金と口座履歴のコピーを用意
会社設立に必要な資本金を代表者の個人名義の口座に入金します。資本金の金額については会社ごとに様々ですが、とりあえず100万円に設定しておきました。利用しているのがネット銀行だったのでWebページ上の口座履歴をプリントアウトして、設立時に定款含む必要書類と合わせて法務局に提出するため用意しておきます。
8. 登記申請書類一式をプリントアウト・電子定款データが入ったCD-Rを用意
最後の準備として、freee会社設立で作成した会社設立に必要な書類データをダウンロード、そしてプリントアウトして揃えていきます。また、電子定款はCD-Rにコピーして提出しますので合わせて用意しておきます。近くのキンコーズへ駆け込みまとめて準備しました。
9. 法務局へ登記申請
設立の準備が整い、いよいよ法務局へ登記申請に向かいます。現地では6万円分の印紙が必要となり、窓口で購入しておきます。用意していた書類一式と電子定款のCD-Rを法務局で提出します。また、書類にはあらかじめ決まった場所に所定の会社印を押印しておく必要があるのですが、間違える心配もあったので当日持参して担当の方に教わりながら進めました。
これで登記申請が無事に完了しました、提出書類に不備がなければ数日後に登記が完了するのですが、特に連絡もないとのことで、自分でネット上で確認する必要があるようですね、、
10. 法務局へ印鑑証明の申請
登記されているのが確認できたら、法務局へ法人用の印鑑証明をもらいにいきます。またこの後の手続きで登記簿謄本も必要になるので合わせて申請しておきます。
これでひとまずは会社設立は完了という感じでした。ただ、その後も法人の設立届けや税務の手続き、社会保険の手続きなどが必要となり、さすがにこの辺りは専門家の方に依頼することにしました、、
良いご縁に恵まれ、こうやって法人化に至るまで活動を続けることができました。会社としてはまだまだこれからで、たくさん勉強しないといけないこともありますが、一歩ずつ進んでいきたいと思います。また、同じように法人化を検討されているフリーランスの方には少しでも参考になれば幸いです。
個人事業として創業8年目に法人化いたしました
現在、合同会社デザインサプライとしてウェブ制作やデザインのお仕事を承っておりますが、それまではDesignSupply.という屋号で個人事業として活動(2013年9月〜)しておりました。フリーランスとしての活動が順調に増えていき、案件の規模や数も大きくなってくる中で、仕事を進めていく上で色々と体制を整えないといけなくなってきたというのが法人化に至る主な理由でした。 と言っても、法人化したことで会社組織となりましたが、スタッフは経理担当の事務員さんのみ、制作のリソースは外注さんで賄うという形ですので、基本はフリーランスのような感じで現在もお仕事をしています。ですので制作業務に関してはこれまでと特に大きな変化はありません。 ただ、会社を経営していく上では色々と経費がかかりますので、やはり毎月の売り上げなどの数字には敏感になってきました。プレッシャーも増えてこれまで以上に仕事のことを考える時間が増えてしまいました、、世の経営者さんたちは本当に大変だと思います。。あとは、社会保険や税務関連で色々と事務作業が増えたり、税理士さんや社労士さんにお世話になる機会も増えてきて、フリーランスの気楽さというのは薄くなり、会社を経営しているんだなというのが実感するようになりました。 もちろん、法人化することがプラスに動くこともあります。負担は大きいですが社会保険への加入や経費の範囲など税制面で個人事業の時より有利になりますので、その点についてはかなりメリットを感じます。また、営業面においても個人事業の時より交渉がしやすくなった印象もあります。フリーランスと言っても実態は様々ですので、信用力としてはどうしても比較されてしまいがちのようですね。 法人化してからの状況ですが、印象としてはそこまで個人事業の時と変わらずバタバタしているという感じでしょうか、、日々のタスクや業務に追われてそこまで違いを感じている余裕がないというのが実際のところです。法人設立までの流れ
予定では昨年2020年の間に一通りの手続きを済ませて会社設立予定でしたが、何かと忙しい中で後手にまわってしまい、年を越してしまいました。ただ、秋に入ったあたりから本格的な準備を進めていました。いろいろと調べていると行政書士や司法書士などの専門家にまるっと依頼するケースも多いようですが、知り合いの方から「freee会社設立」で簡単にできたということを聞いていたので、せっかくの機会に自分でチャレンジしてみました。 確かに自分で進めてみてもそんなに難しいことはなく(一部は専門家に依頼した方がいいものもあるが)いい経験になりました。その上、今回の設立は株式会社ではなく合同会社という形態のため、ややこしいこともなく本当にウェブ上で会社設立の作業が進んでいく感じでした。そこで実際の流れについてまとめてみたいと思います。 1. 本店所在地の決定 法人化する際には登記簿に記載する本店の住所を決めておく必要があります。借りているオフィスの住所や自宅、実家の住所などがあてられるようですが、賃貸物件の場合には管理会社や大家さんの相談の上進めることが大事のようです。また自宅や実家の場合には遠すぎると後々面倒になるので注意しておいた方が良さそうです。 2. 会社電話番号の取得 登記簿には電話番号の記載は不要なのですが、一応持っておいた方がいいだろうということで、とりあえず用意しました。特にこだわりもなかったので今回はIP電話で取得することにし、「ララコール」というサービスを利用しました。コストも低く導入の手続きもアプリで手軽に完結するのでオススメです。ただ、電話としてはほとんど使っていない状況です。 【ララコール】 https://lalacall.jp/ 3. 役所で個人の印鑑証明書の申請・取得 定款を作成する際に代表個人の印鑑証明書が必要となります。これまで印鑑証明など使うことがなかったので作成しておらず、役所へ作成しにいく羽目に、、 4. ウェブ上で定款データを作成 これまでは専門家に作成を依頼することが多かった定款ですが、現在ではウェブ上で定款を簡単に作成することができます。いくつかのサービスがあるようですが、今回は「freee会社設立」を利用しました。 【freee会社設立】 https://www.freee.co.jp/launch/ freee会社設立は会社設立で必要となる書類が一式ウェブ上で作成できるサービスで、画面なりに必要な情報を入力していくだけで定款などの書類が作成されていき、直接データをダウンロードできますので、とても簡単に揃えることができます。


良いご縁に恵まれ、こうやって法人化に至るまで活動を続けることができました。会社としてはまだまだこれからで、たくさん勉強しないといけないこともありますが、一歩ずつ進んでいきたいと思います。また、同じように法人化を検討されているフリーランスの方には少しでも参考になれば幸いです。
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