【レビュー】制作データの管理にNASを導入してみました
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これまで制作データは外付けのHDDに保存して管理していたのですが、都度USBで接続するなど利便性がイマイチなのと、データ量も多くなってきたため拡張性も持たせたかったのでNASに切り替えて運用していくようにしました。NASの導入は今回が初めてでしたので、購入した機種のレビューも合わせて、導入までの流れをまとめてみました。

また合わせて使用するHDDにはWestern Digital社製の「WD Red WD30EFAX-RT」3TBモデルを2つ購入し、RAID1の構成で運用できるようにしています。

HDDは色んなメーカーがありますが、個人的にはWestern Digital社製のものを選択するようにしています。耐久性やベンチマークテストでもいい評判があるようですね。またNASの場合には基本的に24時間常時運用になる場合もあり、HDDもその想定で設計されているものを選ぶといいようです。Western DigitalのHDDであればRedシリーズが該当する機種であり、少しコストは割高になりますが選んでおいたほうが安心ですね。
今回は日本向けの機種ということで、親切にセットアップ用のドキュメントがしっかりと揃っています。中身も写真や図解が豊富で初めての人向けにわかりやすく作られている印象です。
本体自体はとてもコンパクトで狭いスペースにもしっかりと収まるサイズ感でした。本体のカラーも白で統一されて無駄のないすっきりとしたデザインになっています。
先述の通り、LAN環境に接続する必要がありますので、ルーターに付属のLANケーブルで接続します。本来は直接親機のルーターに接続するのがいいのですが、ちょうどオフィスのレイアウトの都合上、無線接続となってしまいました、、ただこの形でもそこまでストレスなく普通に使えています。これでNASを使う準備が整いました、引き続きマシンのセットアップに進んでいきます。
NAS用のアプリケーションが本体にインストールされセットアップが始まります。終了すると自動的に再起動されて、ブラウザ経由でNASのデスクトップページにアクセスすることができます。
実際にNASのデスクトップページにアクセスするとこのような感じになっています。かなりすっきりとした見た目になっており、操作もすぐに慣れることが出来そうです。
ファイルブラウザは「File Station」というアプリケーションを使います。Finderやエクスプローラーのようなお馴染みのUIで簡単にNASに保存されているデータにアクセスできます。また「コントロールパネル」からは新規で共有用のフォルダも作成することが出来ます。
サーバーへ接続するときには「smb」のプロトコルで、ローカルのIPアドレスを指定します。ローカルのIPアドレスは事前にNASの管理画面などで確認しておきます。
セットアップ時に設定された初期管理ユーザーで接続を行います。端末に保存しておくことで次回以降は自動的に接続することが出来ます。
マウントする際には、NAS内にある共有フォルダを指定する形になり、そのディレクトリがマウントされるようになります。既存の共有フォルダの中から選択します。
マウントが完了すると、このようにファイルブラウザでNAS内のディレクトリが参照できるようになります。あとはいつものようにファイルやディレクトリを操作する形になります。
今回は初めてNASを導入してみたのですが、データを管理する上でもとても便利で快適に作業ができるようになりました。設定方法を調整することで、出先からもNASにアクセスができるとのことで工夫次第でいろんな使い方が出来ますね。NASもいろんなメーカーからいろんな機種がリリースされていますが、今回はとてもいい買い物ができたので満足ですね。

NAS(Network Attached Storage)とは?
NASはネットワークHDDとも呼ばれており、その名の通りネットワーク環境下で使えるHDDになります。LAN(ローカルネットワーク)のネットワークに接続し、PCなどのデバイスからデータの読み書きができるようになります。最近ではクラウドのストレージサービスも大容量に対応したものや低価格化が進んでいるようですが、コストや運用方法を考えてクラウドストレージではなくNASを導入することにしました。 自前でデータを管理することになるので、万が一のトラブルによるデータ消失が気になるところですが、NASの場合、複数のHDDに対応している機種もありRAIDと呼ばれる構成で運用することも可能で、データを書き込むと同時にバックアップ用の保存も並行して行うことで解消できます。 【RAID - Wikipedia】 https://ja.wikipedia.org/wiki/RAID 利用するにあたっては上記にある通りネットワークへの接続が必要となります。NAS本体にはLANケーブルの接続端子が付いており、NASとモデムあるいはルーターを接続することでネットワーク上でNASが使えるようになります。今回はNASの接続用ルーターに過去記事「【レビュー】メッシュWi-FI無線LANルーターに切り替えてみました」で紹介しているものを使いました。NASの購入〜LAN環境に接続
今回はいろんな情報やレビューをもとにSynology社製の「DiskStation DS220j/JP」を購入しました。価格も比較的リーズナブルで使いやすいといい評判のようですね。



セットアップしてNASのシステムにアクセスする
無事にLANに接続ができ、NASの電源を入れるとブラウザでセットアップができるようになります。詳しくは付属の冊子に記載されていますので、その通り進めていくだけでOKでした。





PCにマウントして直接データを操作できるようにする
このようにブラウザからNASのデータにアクセスしたり操作ができるようのですが、実際にはPCなどのデバイスからファイルブラウザ経由で直接操作できる方が便利ですね。そこで、NASをPCにマウントさせて、直接データを操作できるようにしてみます。まずは「Finder」などのアプリケーションで外部サーバーに接続します。




今回は初めてNASを導入してみたのですが、データを管理する上でもとても便利で快適に作業ができるようになりました。設定方法を調整することで、出先からもNASにアクセスができるとのことで工夫次第でいろんな使い方が出来ますね。NASもいろんなメーカーからいろんな機種がリリースされていますが、今回はとてもいい買い物ができたので満足ですね。
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