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ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ

ある時、何気なくサーチコンソールのデータを見ているとおかしなことに気づきました。なんと、知らないうちに大量のスパムリンク(バックリンク)が貼られていたのです、、そこで今回は大量のスパムリンクを貼られた時の対応方法についてまとめていきたいと思います。   スパムリンクあるいはバックリンクについては過去記事「SEO対策のホワイトハットSEOとブラックハットSEOについて(ブラックハットSEO編)」で詳しくまとめていますのでこちらを参考に。   サイトを運用している方には、このような経験もあるかもしれませんが、SEO対策の一環としてこのような手法があり、実際の被害としては、Googleからペナルティの対象となり得る可能性があります。そこでこのようなリンクは否認する必要があります。過去記事「サーチコンソールでウェブサイトの被リンクを調べてみる」でもさらっと紹介していますが、情報が古くなっていることもあり、今回は新しいサーチコンソールで対策を行う方法になります。  
サーチコンソールで外部リンクの状況をチェック
まず、どんな感じになっているかを見てみましょう。サーチコンソールで対象となるサイトのプロパティを選択し「リンク」の項目をチェックします。そうすると、外部リンクと内部リンクの情報が表示されるのですが、なんと外部リンクが70万件近くに増えています! ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   より詳しく確認してみますと、なにやら知らないサイトのドメインがずらずらっと並んでいますね、、どうやら海外のサイトでどれも運用サイトとは全く関係のないものばかりのようです。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   そこでこれらのリンクを全て否認する必要があります。詳しくは公式のヘルプページを参照し、それに沿って進めていきたいと思います。 【バックリンクを否認する】 https://support.google.com/webmasters/answer/2648487?hl=ja ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   このドキュメントにある通りなのですが、否認するドメインやページのURLをリストにまとめる必要があるとのことです。そこでまずはこれら否認すべきドメインを抽出していくところから始めていきます。再びサーチコンソールの画面に戻り、外部リンクの詳細ページの右上にあるダウンロードのアイコンをクリックすると、ファイル形式を指定してダウンロードすることができます。今回はCSV形式でダウンロードしてみます。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   ダウンロードしたCSVファイルを表計算ソフトで開くとこのような内容になっています。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   始めに余計な列やヘッダーなどを取り除き、必要となる情報の列だけ残しておきます。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   次にこれらのドメイン一覧から、本来否認すべきものでないドメインをピックアップしていきます。置換機能などを使い、心当たりのあるドメインを探していきます。ここでは「.jp」のドメインを探していると、はてなブックマークのドメインが見つかりました。このドメインは問題ないので否認しないようにします。このように否認しないドメインについては、行ごと削除し、リストに含めないようにします。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   そして、否認するドメインが揃ったら、否認リンクの書式に合わせていく作業になります。フォーマットとしては、「domain:」というプレフィックスを付けることになるので、対象のセル全体の書式変更などでこのプレフィックスを頭につけるような設定を行います。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   実際に設定してみるとこんな感じになり、全てのドメインの先頭にプレフィックスがついている状態になります。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   そしてこのデータをCSV形式でそのまま書き出していきます。余計なデータが含まれていないか念の為確認しておきましょう。文字コードが「UTF-8」になっているか注意しておきましょう。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   実際に書き出したCSVデータを開いてみると、きちんとフォーマットが揃っているのが確認できます。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ    
リンク否認ツールを使って、スパムリンクを削除していく
先ほどのリストデータが、否認リンクのために必要な情報となります。今回は否認リンクの設定にGoogle公式のリンク否認ツールを使用します。その前に、公式のドキュメントにもある通り、否認リンク登録の際に必要となるファイルを作成していきます。このファイルですが、拡張子は「.txt」となるただのテキストファイルになります。ただし、先述にもある通りフォーマットを指定のものにする必要があります。具体的には下記のようになります。 【txt】
# 否認するドメインのリスト
domain:example.com

# 否認するウェブページのリスト
http://example.com/spam.html
  まずファイル名は特に指定はありません。運用上は日付などを入れたわかりやすい名前(disavow_links_20191230.txtなど)にしておきましょう。ファイルの中には否認するドメインやWebページのURLを1行ずつ記載していきます。この時ドメインの場合には「domain:」のプレフィックスを、ウェブページの場合にはフルパスとなるURLを記すようにします。また、「#」を頭に入れることでコメントを入れることも可能です。(実際には不要な改行は削除しておきましょう)   このテキストファイルに先ほどの否認すべきリストをコピペします。そして「リンクの否認ツール」のページにアクセスします。 【リンクの否認】 https://www.google.com/webmasters/tools/disavow-links-main   リンクの否認ツールページにアクセスしたら、対象となるサイトのプロパティを選択し「リンクの否認」ボタンをクリックします。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   画面が切り替わり、確認用のアラートメッセージが表示されます。問題なければ「リンクの否認」ボタンをクリックして先に進めていきます。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   ダイアログが表示され、ファイルのアップロードができるようになります。ここで先ほど作成したリンク否認のリストをまとめたテキストファイルを選択します。そして「送信」ボタンをクリックしアップロードします。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   無事にアップロードが完了すると、送信済みのステータスに変わります。以降、このような表示がされ続け、前回アップロードしたデータは引き継がれていきます。今回はこれで完了なのでそのまま「完了」ボタンをクリックして終了します。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ   そしてサーチコンソールのお知らせ一覧に、このような形でリンク否認が完了した通知が届いていれば無事に作業が完了したことになります。あとは正式にリンクが否認されるまで待ちましょう。 ウェブサイトに付けられた大量のスパムリンク否認の対応方法まとめ  
  いかがでしょうか。長い間サイトを運用しているとこのようにいろんな脅威にさらされることもあります。そんな時には焦らず落ち着いて一つひとつの問題を解決していくようにしましょう。   (参考にさせて頂いたサイト) 海外の不審なサイトからのリンクを拒否する【Googleリンク否認ツール】
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