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検索クエリと検索意図を分析してAI時代のSEO対策を考える

最終更新日: Update!!
これまでにも当ブログでは様々なSEO対策に関する記事を公開してきましたが、基本的な部分であったり、これまでの常識などをベースにした内容になっていました。当記事でまとめている内容は少し未来のお話になりますが、いずれ近い将来必要になってくる知識だと思います。   今回はAIが積極的に活用されるであろうこれからの時代に、有効となるSEO対策について考えていきたいと思います。すでにグーグルから公式のアナウンスが出ているように検索エンジンから蓄積された膨大なデータを、AIが分析して検索結果を返すようになってきているようです。そんな時代に役立つであろうSEO対策についてまとめていきます。  
AI時代のこれからは今までと異なるSEO対策が必要になる
これまでのSEOはどちらかというと、グーグルの検索エンジンが持つアルゴリズムに対して評価されるような施策が多く見られてきました。この理由としては、検索結果の表示順は検索エンジンのアルゴリズムによる評価が基準と考えられているからです。   具体的には、キーワードや被リンク、HTMLの内部構造というようなテクニカルの施策というのがメインとなっていました。   ただし、この方法であればユーザーの要望というよりは、アルゴリズムの都合によって上位表示が強くなるため、本当に重要な情報が埋もれることで、どうしてもユーザーが置いてけぼりになるケースも出てきます。   つまり、「ユーザー」<「検索エンジンのアルゴリズム」というような関係性を生みかねないことになります。  
ユーザー視点のSEOは検索クエリに注目
そこで、グーグルは検索エンジンにAIを導入することで、これまでのアルゴリズムより複雑で精度の高いシステムの構築を目指しました。こうなることで、ユーザーのニーズにより近くなる人間らしい考えを持った検索結果を返すようになってきました。   そこで重要になる情報が「検索クエリ」です。この検索クエリとは、オーガニックサーチで入力されたキーワードのことで、過去記事「運用サイトのSEO対策におけるキーワードをチェックする方法まとめ」などでも少し触れていましたが、Googleのサーチコンソールというツールを使って調べることができます。   検索キーワードと紛らわしいのですが、検索クエリはユーザー視点、検索キーワードはサイト運営側視点という意味が近いでしょうか。  
検索クエリ オーガニックサーチで入力されたキーワードのこと。 ユーザー視点で検索の情報となるキーワードにあたります。
検索キーワード SEO対策上、重要であると設定されたキーワードで、 サイト運営側視点でのキーワードとなる。 metaタグやサイトタイトルなどで扱われることが多い。
  この検索クエリからの情報を活用してコンテンツ制作を行っていくことが、AIに働きかけるSEO対策として非常に有効となります。  
検索クエリが持つ意図を汲み取ることが大事
では、具体的に検索クエリのどういった点に注目すればいいかというと、検索クエリ自体のキーワードというよりは、そのキーワードで検索された「意図」を考えることが重要です。   この意図というのは、ユーザーが検索エンジンで情報を探している最大の理由となるものであり、意図を深く考えることでユーザー心理がより正確に共有できるようになります。   意図に対しての答えとなる情報をコンテンツに入れてあげることで、ユーザーが抱えている問題の解決や願望に応えることができます。これがAIを導入した検索エンジンへの大きな評価ポイントになります。  
検索クエリをタイプ別に大きく3つに分ける
この検索クエリは意図のタイプで分けると下記のように大きく3つに分類することができます。  
インフォメーショナル (情報型クエリ) ユーザーが情報を知りたいという意図に基づく 例:「ダイエット 方法」、「アーティスト 話題の」など
トランザクショナル (取引型クエリ) ユーザーが何らかの行動をする意図に基づく 例:「レストラン おすすめ」、「チケット 予約」など
ナビゲーショナル (案内型クエリ) ユーザーがどこかのサイトにアクセスしたいという意図に基づく 例:「Twitter ログイン」、「食べログ 検索」など
  このように検索クエリの中でも意図によっていくつかのタイプが存在し、それぞれ具体的な施策が変わってきますので、運用サイトの検索クエリがどのような意図を持っているかを分析した上で、上記のタイプに照らし合わせてみます。  
  今回は、AI時代のSEO対策にはどういった方法が有効となっていくかをまとめてみました。まだまだすごいスピードで進化していく段階であり、現状のベストプラクティスが目まぐるしく変わっていく可能性もあります。   ただし、SEO対策はどうしても時間がかかるので、このように少し先に目を向けて考えることで、より今後の展望が期待できるのではないでしょうか。今回の考え方に合わせた具体的な施策については、また別記事でまとめていきたいと思います。
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