グーグルアナリティクスなどのアクセス解析ツールでは、ウェブサイトへのアクセス手段となるサイトへの流入経路を見ることができます。この流入経路にはいくつか種類があり、
流入経路ごとにユーザーの心理やニーズが異なることをご存知でしょうか。
今回は4つの主なサイトの流入経路を知り、その特性に合わせた具体的な施策をすることでアクセスアップを目指していきたいと思います。
4つの流入経路の種類と特性
サイトアクセスの指標において
流入経路には主に4つのものが重要とされています。それぞれ特性の異なる流入経路を順番に見ていきます。これら4つの流入経路はグーグルアナリティクスの指標でも確認できます。
1. 検索流入(オーガニックサーチ)
GoogleやYahoo、Bingなどの
検索エンジンでのキーワード検索からサイトへアクセスする経路です。キーワード検索が一般化した現在ではもっともポピュラーな流入経路だと言えます。
| 変動リスク |
★★★☆☆ |
| 集客力 |
★★★★☆ |
| ユーザーリピート率 |
★☆☆☆☆ |
| 競合性 |
★★★★☆ |
検索流入では
検索エンジンのアルゴリズム変動によるリスクがあります。そこまで変わらない場合がほとんどですが、内容によっては大きく影響を受ける場合があります。キーワード検索では検索ボリュームやSEOにもよりますが
高い集客力が期待できます。ただし、ユーザーの属性を見るとリピート率は低くなります。また、キーワードによって差はありますが
基本的には競合が高いものがほとんどです。
2. 直接流入(ダイレクト)
ブックマークやURL入力や履歴などからサイトにアクセスされる経路になります。Googleのキーワード検索がそこまで精度が高くなく充実していない時代には、ブックマークなどでサイトへアクセスすることが多かったようです。
| 変動リスク |
☆☆☆☆☆ |
| 集客力 |
☆☆☆☆☆ |
| ユーザーリピート率 |
★★★★★ |
| 競合性 |
☆☆☆☆☆ |
ブックマークなどからアクセスがある前提だと
基本的にユーザーは再来だと言えます。また訪問したいと思ったのでブックマークしているということです。直接ユーザーとつながるので変動リスクや競合もありませんが、
集客はできないということになります。
3. 参照流入(リファーラル)
サイト内による外部リンクからサイトにアクセスされる経路です。いわゆる紹介というイメージになります。昔から一定数存在していますが、近年ではメディアサイトなどが多くなってきたことからより重要度や増加が見られるようになりました。
| 変動リスク |
☆☆☆☆☆ |
| 集客力 |
★★★★☆ |
| ユーザーリピート率 |
★★★☆☆ |
| 競合性 |
★☆☆☆☆ |
参照流入の場合、すでに
参照元にサイトを認知されていることになります。ですのである程度の信頼ができていることになるので、ユーザーの
集客力やリピートには効果が期待できます。参照元のボリュームにもよりますが、基本的に紹介という形になりますので
競合が低く、変動リスクもありません。
4. SNS流入(ソーシャル)
FacebookやTwitterなどの投稿からサイトへアクセスされる流入経路です。特性上「バズる」と呼ばれる一時的にアクセス数が急増する現象が見られるのもこの流入になります。参照流入の一つであると言えますが、対象がウェブサイトかSNSかで対策も異なってきます。
| 変動リスク |
★★★★☆ |
| 集客力 |
★★★★★ |
| ユーザーリピート率 |
★☆☆☆☆ |
| 競合性 |
★★★☆☆ |
SNSを経由したアクセスでは、
強みである拡散機能を活かすことで何より高い集客が期待できます。ただし、リピート率は低くなりがちなのと競合も増えて来ています。また、キーワード検索より
アルゴリズムによる影響が受けやすいので注意が必要です。
このほかにもメール内のリンクからの流入であったり、ディスプレイ広告経由でのアクセスなどもありますが、だいたいこの4つで構成されることがほとんどかと思いますので、まずはこの4つを押さえておきます。
流入経路におけるユーザーのニーズとアクセスアップのアプローチ
これらの流入経路にはそれぞれ異なるユーザー心理が働いています。そのユーザー心理を理解し、正しい情報発信を行うことで、ユーザーの目的を達成することができます。
1. 検索流入(オーガニックサーチ)の場合
| 【ユーザー心理】 |
わからないことを調べたい、困ったことを解決したい |
| 【情報発信のアプローチ】 |
課題解決を目的とした情報を発信する |
2. 直接流入(ダイレクト)の場合
| 【ユーザー心理】 |
興味関心があるジャンルの最新情報を知りたい |
| 【情報発信のアプローチ】 |
マメな更新で情報量を増やし、情報の質も高めていく |
3. 参照流入(リファーラル)の場合
| 【ユーザー心理】 |
今見ている情報よりもさらに詳しくいろんな情報を知りたい |
| 【情報発信のアプローチ】 |
情報の幅を広げ、情報の質を高めていき、辞典のようなサイトを目指す |
4. SNS流入(ソーシャル)の場合
| 【ユーザー心理】 |
暇つぶしがしたい、面白いものや話題のものが見たい |
| 【情報発信のアプローチ】 |
目を引くようなインパクトを与える、誰も知らないようなネタを積極的に使う |
流入経路はお客様の具体的なアクションからなるため、そのままユーザーの心理が働いていると言えます。つまり流入経路にはユーザーのニーズが存在していることになります。そのニーズに合わせた情報発信を行うことで、その流入経路のアクセスアップにつなげることができます。
流入経路別でアクセスアップの具体的な施策
先ほどは流入経路別にどのような情報を発信すればいいかという内容でしたが、では具体的にどういった施策をするといいのでしょうか。こちらも流入経路別に異なるので順に見ていきます。
| 検索流入(オーガニックサーチ) |
SEO対策
キーワード選定やコンテンツの見直し、検討でキーワードの上位検索を目指す |
| 直接流入(ダイレクト) |
サイト内コンテンツの企画
サイトのコンテンツ(内容)を面白いものや興味を与えるようなものを企画し、他サイトとの差別化とユーザーに強い印象を与える |
| 参照流入(リファーラル) |
サイト内の情報量を増やす
情報量はもちろんのこと、幅広いカテゴリに渡る多角的な情報を持つことで流入経路を増やす |
| SNS流入(ソーシャル) |
SNS最適化
投稿記事のシェアを増やすための施策や、SNS広告などでSNS自体を積極的に運用していく |
もちろんこれらを全てバランスよく行えるのがベストですが、まずは優先的にアクセスアップを目指す流入経路に焦点を当てて取り組むのがいいかと思います。
いかがでしょうか、グーグルアナリティクスなどで何気にみている流入経路という情報ですが、この裏にはアクセスアップにつながるいろんなヒントが隠されています。引き続き次回
「サイト流入経路とアクセスアップの関係について考えてみました(サイトのタイプと目的編)」にてサイトのタイプ別の相性と流入経路別に目指すべきゴールや目的についてまとめていきたいと思います。