今回はタイトルの通り、GoogleChromeやFirefoxなどのモダンブラウザでは問題なく表示されるのにIEやedgeでは正しい比率ではなく伸びたり縮んだりして表示されてしまう場合の対処法についてです。
max-widthとmax-heightを使うことで起こるバグ
IEやedgeの場合、インラインSVGに対して、レスポンシブ対応などでmax-widthやmax-heightを使用しているとそのサイズが適用されないというバグがあるようです。具体的にどうなるかというと伸びたり縮んだりして、正しいアスペクト比で表示されないようになってしまいます。
そこで対処法としてですが、widthやheightで数値を設定してあげる必要があります。こうすることでwidthやheightで指定した数値が適用され正しく表示されるようになります。
このバグはSVGに見られ、jpgやpngなどのビットマップ画像だと発生しないようです。ですので、「.svg」を後方一致でのマッチングでフィルタしてあげると良さそうです。
// HTML <div> <img src="sample.svg" class="fluid"> </div> // CSS img.fluid { max-width: 100%; } img[src$=".svg"].fluid { width: 100%; }
近年SVGなどのベクターデータを使うケースが増えてきていますが、IEなどで使う場合は少し注意が必要ですね。
(参考)
SVGをimgで表示した場合にIEだけサイズが変になる現象を直す
IE11以下でのmax-widthとSVG