前回記事「Cordovaでアプリにアラートダイアログ機能を付ける 」ではアラートダイアログを使った通知機能を実装していきましたが、今回はデバイスのネイティブ機能である「ローカル通知」機能をアプリに実装していきます。
これまで同様、Cordovaで端末のネイティブ機能を利用するのにはCordovaのプラグインを利用します。今回使うプラグインは「cordova-plugin-local-notifications」というものを使って実装していきます。
ローカル通知プラグインの設定
アプリがデバイスにおいて通知する方法として主にプッシュ通知とローカル通知がありますが、ローカル通知はサーバーを経由せずアプリ自身が設定したスケジュールに従って通知を発行する機能です。
ローカル通知やプッシュ通知の機能を使うことで、アプリがバックグラウンドで動いていても、アラートなどを通知することができます。
1.コマンドでプラグインをインストール
次のCordovaコマンドで、cordova-plugin-local-notificationsのプラグインをインストールします。
$ cordova plugin add https://github.com/katzer/cordova-plugin-local-notifications.git
2.javascriptのコードを記述し各機能を実装する
cordova-plugin-local-notificationsのプラグインで実装するローカル通知機能のコードを記述していきます。
【スケジューリング】
特定のタイミングでローカル通知を実行します
cordova.plugins.notification.local.schedule({ id: 1, title: "Message Title", text: "Content Text Content Text Content Text Content Text ", icon: "file://img/icon.png" });
この関数をメインとなるjavascriptファイルに記述します。
【index.js】※一部抜粋
$(function(){ $(window).on('load',function(){ cordova.plugins.notification.local.schedule({ id: 1, title: "ローカル通知", text: "ローカル通知機能のサンプルです。メッセージが表示されます。", icon: "file://img/icon.png" }) });
いかがでしょうか、ネイティブ機能であるローカル通知もCordovaプラグインを使うことで簡単に実装することが可能です。ローカル通知機能が実装されることで、よりアプリらしく感じますね。前回記事「Cordovaでアプリにアラートダイアログ機能を付ける 」で紹介した機能と併用し、ユーザーに親切なUXに近づけていきましょう!