VPSでWordPressサイトを運用するサーバー構築(10)〜PHPのバージョンアップ〜
最終更新日: Update!!
前回記事でPHPをインストールしましたが、デフォルトでは古いバージョンのため、最新バージョンのPHPを使いたい場合は新たにアップデートを行う必要があります。今回はPHP7.0にアップデートを行う方法について見ていきたいと思います。
アップデートの前に、対象となる運用サイトが新しいPHPのバージョンに対応しているかを確認します。WordPressの場合はプラグイン(「PHP Compatibility Checker」など)を使うと便利です。PHPのバージョンが対応していないものがあればアップデートは控えます。
PHPは定期的にバージョンアップデートが行われますが、セキュリティを考えると新しいものを使う方が良いでしょう。ただ、WordPress側で新しいバージョンに対応していない部分があると問題ですので必ず事前に確認することが重要です。 (参考) CentOS6/CentOS7にPHP5.6/PHP7をyumでインストール [shortcodefile file='shortcode-developmentlab-001']
1. アップデートの準備
1-1. サーバーへログインしrootユーザーに切り替え、EPEIのリポジトリを下記コマンドで追加します。# yum -y install epel-release1-2. 同じく次はRemiリポジトリを下記コマンドで追加します。
# yum -y install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm1-3. EPEIとRemiリポジトリが追加されたことを下記コマンドで確認します。
# ls -l /etc/yum.repos.d/1-4. 必要なPHPのパッケージがyumで提供されているか下記コマンドで確認します。提供されているパッケージがリストで表示されるので必要なパッケージを控えておきます。
# yum search php70
2. PHPのアップデート
2-1. すでにインストールされている古いバージョンのPHPを下記コマンドで削除します。その際に関連するパッケージも削除され、途中で確認が入りますが「y」を入力して先に進めていきます。# yum remove php-*2-2. 停止中のHTTPサーバーを下記コマンドで起動させます。
# service httpd start2-3. 下記コマンドで新しいバージョンのPHPと必要なパッケージをインストールします。
# yum install --enablerepo=remi,remi-php70 php php-devel php-mbstring php-gd php-mysqlnd2-4. インストールが終わったらHTTPサーバーを再起動させます。
# service httpd restart2-5. 古いバージョンのPHP設定ファイル「php.ini」(/etc/php.ini)がバージョンアップに伴い、「php.ini.rpmsave」(/etc/php.ini.rpmsave)としてバックアップされているので、それを参考にしながら新しいバージョンのPHP設定ファイル「php.ini」の編集箇所を更新します。 2-6. 下記コマンドでPHPのバージョンが新しくなっているかを確認します。
# php -v
PHPは定期的にバージョンアップデートが行われますが、セキュリティを考えると新しいものを使う方が良いでしょう。ただ、WordPress側で新しいバージョンに対応していない部分があると問題ですので必ず事前に確認することが重要です。 (参考) CentOS6/CentOS7にPHP5.6/PHP7をyumでインストール [shortcodefile file='shortcode-developmentlab-001']
sponserd
keyword search
recent posts
- Shopifyでのテーマ開発に便利なローカル環境を構築する#2:Shopify CLI
Shopifyでのテーマ開発に便利なローカル環境を構築する#2:Shopify CLI
- Shopifyでのテーマ開発に便利なローカル環境を構築する#1:Shopify Theme Kit
Shopifyでのテーマ開発に便利なローカル環境を構築する#1:Shopify Theme Kit
- Docker+Laravelでバックエンドの開発環境構築とウェブアプリケーション制作#7:動的ルーティングとデータベース更新処理
Docker+Laravelでバックエンドの開発環境構築とウェブアプリケーション制作#7:動的ルーティングとデータベース更新処理
- Docker+Laravelでバックエンドの開発環境構築とウェブアプリケーション制作#6:ミドルウェアの設定と認証ページ作成
Docker+Laravelでバックエンドの開発環境構築とウェブアプリケーション制作#6:ミドルウェアの設定と認証ページ作成
- Docker+Laravelでバックエンドの開発環境構築とウェブアプリケーション制作#5:ログイン認証機能の実装
Docker+Laravelでバックエンドの開発環境構築とウェブアプリケーション制作#5:ログイン認証機能の実装
- Docker+Laravelでバックエンドの開発環境構築とウェブアプリケーション制作#4:ログイン認証ユーザー作成
Docker+Laravelでバックエンドの開発環境構築とウェブアプリケーション制作#4:ログイン認証ユーザー作成
- Docker+Laravelでバックエンドの開発環境構築とウェブアプリケーション制作#3:静的ページの作成とルーティング
Docker+Laravelでバックエンドの開発環境構築とウェブアプリケーション制作#3:静的ページの作成とルーティング
- Docker+Laravelでバックエンドの開発環境構築とウェブアプリケーション制作#2:Laravelのインストール
Docker+Laravelでバックエンドの開発環境構築とウェブアプリケーション制作#2:Laravelのインストール
categories