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Photoshopで使える色調補正機能のまとめ(#3:階調・色味変更)

今回も続いてPhotoshopの色調補正機能についてまとめていきたいと思います。前回・前々回と、明るさやコントラスト、彩度など基本的なレタッチに使える色調補正を中心にまとめていましたが、第三回となる今回はそれ以外の様々な色調補正機能について触れていきます。アーティスティックで大胆な表現や、写真の細かいディティールのクオリティアップに使える便利な機能が揃っていますので、是非覚えていきたいところですね。 (こちらの記事も参考に) ・Photoshopで使える色調補正機能のまとめ(#1:明るさ・コントラスト調整) ・Photoshopで使える色調補正機能のまとめ(#2:彩度・色味調整)   今回もこれまで同様にこちらのイメージをサンプルに使っていきます。適用後の変化を比べてみましょう。  
階調の反転
「階調の反転」を使うと写真がネガポジ反転したようなイメージに仕上がります。徐々にグレーがかった色味に近づいていき、適用量が50%の場合には完全にグレーとなりますが、上げていくにつれて色味が反転したようになります。   階調の反転を使って写真をネガポジ反転させるとこのような感じになります。写真のレタッチではあまり使い道が思い浮かばないですが、グラフィックデザインで色調を反転させるなどのデザインはしばしば見かけますね。  
ポスタリゼーション
写真の階調数をコントロールできるのが「ポスタリゼーション」です。階調数というのは色や明るさの変化の数で、階調数が高ければ高いほどより滑らかでリアルな表現が可能になります。階調数を下げると色の変化の滑らかさがなくなり、ポップアートのような表現に近くなります。具体的な使い道の1つとして、こちらの「【デザインワークショップ】vol.20 写真をポップアート風のデザインに仕上げてみる」記事をご参考ください。   ポスタリゼーションを使って写真の階調数を下げていくとこのような感じになります。油絵のイラストのようなイメージになり、全体に暗い部分が多くなった印象です。  
2階調化
「2階調化」を使うことで、写真を白と黒の色味だけで、且つ階調数を最小限に下げた描画をすることができます。単独で使うことは少ないような印象ですが、黒色のブラシと併用した特定範囲の切り抜きなどを行う場合に選択範囲を作るために使うことがありますね。   2階調化を使って写真をモノクロ2階調にするとこのような感じになります。色味と階調数が下がったことで本来の写真と見た目が大きくかけ離れますね。ただ色味と明度の分類で大きく二分した時のイメージが良くわかりますね。  
グラデーションマップ
写真全体に対して特定の色味で構成された配色を、元の写真の色味に合わせて置き換えられるのが「グラデーションマップ」です。デュオトーンなど、数色のみで描画する場合のデザイン表現によく使われますね。具体的な使い方に関してはこちらの「【デザインワークショップ】vol.10 Duotoneを使ったデザインバリエーション」記事をご覧ください。   グラデーションマップを使って写真を3色配色に置き換えてみるとこのような感じになります。サイケデリックやポップアートのデザインでよく見かける表現が可能になりますね。  
特定色域の選択
「特定色域の選択」では写真に含まれる色味ごとに独立して、シアンとマゼンダ、イエロー、ブラックの度合いを調整した色調補正ができる機能になります。具体的な使い方は過去記事「Photoshopでもっと綺麗な桜の写真を目指すレタッチとカメラワーク(広角・ワイド編)」をご参考ください。   Photoshopではこのようにレッド、イエロー、グリーン、シアン、ブルー、マゼンダ、そしてハイライト、シャドウと中間色に分けて設定が可能になっています。   特定色域の選択を使って、青色はより青みに、緑色はより緑みに、赤と黄色の暖色系を赤みを強くするとこのような感じになります。全体の色味のバランスを維持しながら特定の色味のみ色調補正ができるので、写真のレタッチにおいて色味を調整する場合にはとても便利ですね。  
シャドウ・ハイライト
その名の通り、写真のシャドウ部分とハイライト部分に対してそれぞれ出力量を調整できるのが「シャドウ・ハイライト」です。シャドウ部分とハイライト部分のみでコントラストを調整するときや、単純にシャドウ部分とハイライト部分の出力調整する場合に便利です。   シャドウ・ハイライトを使って、写真をハイライトの出力を下げて暗く、シャドウの出力を下げて明るくした場合にはこのような感じになります。色味と中間色部分は維持したまま、シャドウとハイライト部分だけが変化しています。  
HDRトーン
「HDRトーン」を使うことで簡単にHDR風に写真を加工することができます。設定ダイアログでは、各トーンごとの出力はもちろん、エッジ部分の調整も可能になります。明暗がくっきりついたメリハリのある表現が可能になります。   HDRトーンを使って写真をHDR風に加工するとこのような感じになります。明暗がくっきりとしてエッジ部分のコントラストも強くなり、絵画のような印象的な写真に仕上がりました。  
彩度を下げる
その名の通り「彩度を下げる」を適用すると、彩度がゼロになり無彩色のモノクロになります。今の色味の雰囲気を保ちながら単純に白黒に加工したい場合にはとても手軽に使えます。  
カラーの適用
「カラーの適用」を使うと、画像内の色味がある部分に対して輝度と合わせて色味の強さを調整することができます。彩度の調整と近いイメージがありますが、輝度と合わせて調整できるのが特徴です。   カラーの適用を使って、色味の強さと輝度を上げるとこのような仕上がりになります。より明るく発色の良いイメージに仕上がりますね。食材の写真など色々と使いどころは多そうですね。  
色の置き換え
「色の置き換え」では、画像内の色味を抽出して、その色味のみを別の色相や彩度、明度の色に置換することができます。例えば画像内の青色部分のみを赤色に変えるなどです。対象となる色については許容量によってコントロールすることが可能です。   色の置き換えを使って、写真内の青色部分のみを赤色に置き換えるとこのようなイメージになります。人物写真で、服の色だけを変えるというような場合に威力を発揮しそうですね。  
平均化(イコライズ)
「平均化(イコライズ)」は画像内の明るい部分を暗い方に、暗い方を明るい方に寄せる効果があり、コントラストはある程度保持しながら明度差を少なくすることで平均化する機能です。カメラで撮影した場合に、白飛びの部分や影で潰れてしまっている範囲が木になる場合に便利な色調補正です。  
  このようにPhotoshopには明るさ、コントラスト、彩度、色味、階調などいろんな方向から細かく色調補正ができる機能が揃っています。やはりPhotoshopは画像加工において最もメジャーなアプリケーションだけあって、機能の高さと充実ぶりを改めて知らされますね。たくさんある色調補正機能ですが、うまく使いこなせるよう頑張っていきたいと思います!   (こちらの記事も参考に) ・Photoshopで使える色調補正機能のまとめ(#1:明るさ・コントラスト調整) ・Photoshopで使える色調補正機能のまとめ(#2:彩度・色味調整)
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