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Sketchのテキストスタイルとレイヤースタイルを使いこなす

いつもデザイン制作をする際にはSketchをメインに使っているのですが、このSketchにはいろんな便利機能が搭載されています。そのうちの一つである「スタイル機能」について今回はまとめていきたいと思います。このスタイル機能にはテキスト要素に適用させる「テキストスタイル」と、オブジェクトなどに適用させる「レイヤースタイル」の2つがあります。   これらのスタイルは基本的な使い方は同じなのですが、実用例などは少し異なるので、それぞれ見ていきたいと思います。  
作業効率化に役立つテキストスタイルとレイヤースタイル
Sketchに用されているスタイル機能は、要素に適用されているアピアランス情報を登録し、簡単に呼び出して適用させることができる機能です。このスタイルで扱うことができる機能としては、塗りや線、シャドウなどのエフェクトや、フォントサイズ、書体、文字色などのタイポグラフィ属性などがあります。   これらの組み合わせを1つのスタイルとして登録し、適用させたい要素に指定することで簡単に登録したスタイルが適用できるようになるというものです。ウェブサイトなどのデザイン制作では、あらかじめデザインのルールなどを設計しておくことが重要で、そのワークフローにぴったりの機能だと言えますね。また要素のディティールをスタイルとして一元管理できるので、修正などにも強いデザインデータが出来上がります。   では、実際にスタイル機能はどのように使っていくのでしょうか?続けて「テキストスタイル」と「レイヤースタイル」をそれぞれ実際のユースケースに沿って見ましょう。  
タイポグラフィのデザインを管理するテキストスタイル
スタイル機能の1つである「テキストスタイル」はテキストデータに対して設定されます。文字サイズや文字色、書体や行間、カーニングなどのタイポグラフィで使われる属性を管理できます。使い方ですが、まずはベースとなる要素をスタイルを適用させた状態で用意します。これがインスタンスとなります。まだテキストスタイルが何も適用されていないのが確認できますね。   次にアピアランスの項目にあるスタイル選択肢をクリックすると、サブメニューが表示され「Create new Text Style」を選択します。   すると、選択肢がテキストエリアに変わるので、その中に登録するスタイルの名前を入れます。この時に半角スラッシュで区切ると階層構造でスタイルが管理できるようになるので、数が多くなる場合にはオススメです。   スタイル名を入力すると、そのままスタイルが登録されます。スタイルのリストに追加されているのが確認できますね。   では、実際に登録したテキストスタイルを適用させて見たいと思います。あらかじめ用意したテキスト要素を選択します。まだこの時点ではスタイルが適用されていないのがわかりますね。   次に、アピアランスの項目からスタイルの選択肢を選ぶと、先ほど登録したテキストスタイルが表示されていますのでそれを選択します。   そうすると登録したスタイルがテキストに適用されデザインが変わったことが確認できます。テキストのスタイル属性も変わっていますね。このような要領でテキストスタイルを適用させていきます。   先述にもある通り、スタイルが増えてくると管理が大変になってくるので、スタイル名に半角スラッシュを入れてグループ化しておくとスマートです。また先頭に番号を振ると、スタイルの並び順もコントロールできるので合わせておくと便利です。  
UI要素などのオブジェクトなどに使うレイヤースタイル
先ほどのものはテキストに適用させるスタイルでしたが、こちらは各オブジェクト全般に使えるレイヤーに対して適用させる「レイヤースタイル」になります。ボタンやフォーム部品など、要素の状態によって見た目を変えたいなどの場合にとても便利です。使い方も同じで、まずはベースとなるスタイルが付いた要素を用意します。まだスタイルは適用されていないのが確認できますね。   同じくアピアランスの項目にあるスタイルの選択肢から「Create new Layer Style」を選びます。   こちらもテキストスタイルの時と同じく、スタイル名を入力します。半角スラッシュを入れると階層構造になるのはレイヤースタイルも同様です。   スタイル名を入力するとレイヤースタイルとしてスタイルが登録されました。リストにも表示されているのが確認できますね。   ではレイヤースタイルの方も適用していきます。まだ、スタイルが適用されていない要素を選択します。   アピアランス項目のスタイル選択肢から、先ほど登録したスタイルを選びます。ここもテキストスタイルの時と同じですね。   新たに登録したスタイルが適用されました。要素の塗りや効果もスタイルのものが適用されているのが確認できますね。   同じように、設計の中に用意されてるスタイルはあらかじめ全てレイヤースタイルとして登録しておくと便利ですね。  
スタイルのオーバーライド(上書き更新)
登録したスタイルを編集したい場合は、そのまま変更後のスタイルとして更新することが可能です。その場合にはスタイルのインスタンスとなっている要素あるいはスタイルが適用されている要素を選択し、塗りや線などのアピアランス効果を変更してみると、スタイル名のところにアスタリスク(*)が追加され、スタイル名が斜体に変わります。   その状態でスタイルの選択肢をクリックすると新たに「Update ***** Style」「Reset ***** Style」の項目が追加されています。これらを選択して、スタイルを更新したいか、スタイルをリセットさせるかを選びます。ここではUpdate....の方を選び、スタイルを更新してみようと思います。   すると、変更したスタイルに更新されます。同じスタイルが適用されている要素にも全て適用されるので、一括してデザインを変更することができますね。スタイルのリストでも変更されているのが確認できます。  
スタイルの削除・管理
登録したスタイルは、スタイルの選択肢にある「Organize ***** Styles」の選択肢を選ぶと一覧で確認できます。   このようなパネルが表示され、現在登録されているレイヤースタイル、テキストスタイル、シンボルがリスト形式で一覧表示されます。   登録されているスタイルを削除する場合には、このパネル上から削除することができます。該当するスタイルを選択した状態で、左下ある「ー」のアイコンをクリックするとスタイルが削除されます。  
  今回はSketchのスタイル機能についてまとめて見ました。Webページやアプリの画面デザインを大量に作成する場合には、デザインの設計をしっかりと行う必要があります。そんな時にはこれらスタイル機能が威力を発揮してくれます。Sketchをお使いの方は是非使いこなしたい機能の1つになりますね。  
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