Sketchで和風デザインに使えるヱ霞文様を描いてみる
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ベクターで複雑な図形を描く場合にはIllustratorを使うのですが、そこまで複雑なものでない図形の場合にはSketchでサクッと作成するようにしています。今回はSketchで和風デザインでよく見かける「ヱ霞文様」の形をベクターで描いてみたいと思います。
ヱ霞文様とはその名の通り、「エ」の形をした雲の形を図案化したもので、風景画などで遠近感を表現するのに用いられることが多いデザインです。印刷物やグラフィックデザインでも和風デザインの際にはよく使われ、もちろんwebデザインにおいても、バナーやメインビジュアルなどでも活かすことができます。
Sketchを使うことで短時間かつ簡単に作成することができるので、ぜひ覚えておくと便利ですね。では早速進めていきましょう!まずはSketchを立ち上げたら、グリッドのガイドを作成します。ガイドのサイズは作成するヱ霞文様の大きさに合わせておきます。「Grid Settings」からグリッドのマス目の大きさを設定できます。
グリッドに合わせてヱ霞文様のベースとなる部分を長方形ツールで作成します。グリッドがあることでバランスよく正確に仕上げることができます。
作成した図形に角丸を設定します。角丸の大きさは基本的に最大値を設定することが多いのではないでしょうか。
そして、ベースのつなぎ目となる部分を作成していきます。幅を大きめに取った矩形を間に配置します。
間に置いた矩形の上にトリミング用の図形を配置します。この図形は角丸を設定しておきます。
前面に置いたトリミング用の図形と、その下にある矩形を全て選択し「Subtract」で前面オブジェクトで型抜きします。そうするとヱ霞文様の形になります。
先ほどの形をベースにアレンジするといろんな形のヱ霞文様が出来上がります。オブジェクトは「Union」で全て合体させておくと扱いやすいですね。
作成したヱ霞文様に和柄の背景を合わせることで、和風デザインの表現が簡単に出来上がります。今回作成したサンプルはこんな感じに仕上がりました。
ヱ霞文様はいろんな素材サイトでベクター素材をとして手に入れることができますが、このようにベクターで一から作ると、形のアレンジや調整が簡単にできますので、ぜひ自前で作ることをオススメします!









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