Photoshopで春の日差しと桜吹雪のあるイメージを作成する
今年は桜の開花時期が例年よりも長かったようですね。もう桜は散ってしまったのですが、以前に桜の写真をたくさん撮ってきたので、せっかくですし今回はそれを使って桜吹雪と春の日差しをPhotoshopで作ってみたいと思います。ちなみにですが過去記事では桜の写真のレタッチに関するものもアップしていますのでそちらも参考に。
(参考記事)
「Lightroomでもっと綺麗な桜の写真を目指すレタッチ(望遠・ズーム編)」
「Photoshopでもっと綺麗な桜の写真を目指すレタッチ(広角・ワイド編)」
今回使用した写真はこちらになります。それでは早速Photoshopを起動させて進めていきたいと思います。
まずは「フィルター」→「レンズ補正」でカスタムタブから「歪曲収差」の項目でゆがみ補正を行い、広角の魚眼レンズのように修正しよりワイドでダイナミックな視覚を与えるようにしていきます。
過去記事「Photoshopでもっと綺麗な桜の写真を目指すレタッチ(広角・ワイド編)」を参考に写真の色味を調整していきます。今回は春の淡いイメージを活かすため、空の色はシアンよりに、桜のピンク色は抑えるような調整を行いました。
続いて写真のレタッチを行います。レベル補正で全体的に明るさを増やしていき、コントラストを下げて淡いイメージに近づけていきます。そして、彩度もあげて色味を鮮やかにしていきます。
そして必要に応じてトリミングを行います。広角の写真であれば16:9のワイドになるようにトリミングしておくと良いかもしれませんね。これで写真の下準備は完了しましたので、続けて桜吹雪を作成していきます。
まずはシェイプを使って桜の花びらのオブジェクトを作成していきます。このようにパスを重ねて切り抜きを行うことで簡単に作成することができます。もしくはあらかじめ用意されている素材を利用しても良いですね。
作成した桜の花びらにグラデーションを付けていきます。こちらも色味などはお好みで。中央から広がる円形のグラデーションよりも両端で色味が異なる線形のグラデーションの方がわかりやすいと思います。
そして花びらのオブジェクトを複製し、写真全体に並べていきます。この時に動きが出るように配置を考えるところが重要になってきます。大きさや向きなども調整していきましょう。
続いて、「編集」→「変形」→「ワープ」で桜の花びらに対してオブジェクトを歪ませたような形に変形していきます。桜の花びらがめくれるような動きを意識しながら形を整えていきます。これを1つひとつのオブジェクトに対して行なっていきます。
ワープによる全ての花びらの変形が終わったら、ひとつ一つの花びらに対して「フィルター」→「ぼかし」→「ぼかし(移動)」を適用させていきます。これも全ての花びらに行いますが、それぞれ設定を異なるものにすることでより動きが表現できるようになります。
花びらの色味が強すぎる場合には適宜色味の調整を行います。鮮やかすぎると不自然な感じになるので出来るだけ淡い色に近づけると良い感じになります。
最後にベースの写真レイヤーに対して「フィルター」→「描画」→「逆光」で日差しの光を追加していきます。写真の構図と花びらの配置を見ながら適当な位置に配置していきます。
これで、桜の写真に桜吹雪と春の日差しを追加したイメージが出来上がりました。今回はこのような感じに仕上がりました。柔らかで暖かい風を感じられるようになりましたね。
いかがでしょうか、何気ない写真もこのようにドラマや映画のワンシーンのように仕上げることができます。桜の写真をお持ちの方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。



















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