Photoshopで写真をミニチュア模型風の印象に仕上げてみる
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今回はPhotoshopを使って、写真をミニチュア模型風に見せるテクニックをまとめていきたいと思います。すでにあちこちで色々な方法が紹介されている有名なテクニックではありますが、細かいところをこだわることで、よりミニチュア模型のイメージに近づけることができるので改めてみていきたいと思います。
今回はサンプルにこちらの写真を使いました、後述で写真選びのポイントもまとめてますので参考にどうぞ。それでは早速Photoshopで開いていきます。
まずは「色調補正」→「色相・彩度」で彩度を上げておもちゃのような、また模型のような印象に近づけます。
続いて「色調補正」→「明るさ・コントラスト」でコントラストを上げて作り物感を高める、明るさは必要に応じて調整します。
次は「色調補正」→「トーンカーブ」で青の色域を強調させて色温度を調整し、室内の蛍光灯が当たっているようなイメージにします。
ベースの画像に対して「フィルター」→「シャープ」→「アンシャープマスク」でよりシャープにくっきりと見えるようにします。
最後に「フィルター」→「ぼかしギャラリー」→「チルトシフト」で線状のぼかし効果をつけていきます。コツとしては、あまりぼかしを強くしすぎないことと、ぼかしのグラデーションを広めに取るとより自然な感じに仕上がります。
これで、写真をミニチュア模型をマクロレンズで撮影したかのような雰囲気に変えることができました。実際に仕上がったものはこちらです。
今回の加工では、元の写真選びも重要になってくるのではないでしょうか。この効果がより活かせることが出来そうな特徴をまとめますと、下記のような写真がマッチするのではないでしょうか。
・上空から見下ろしたような鳥瞰図のような構図で、ある程度被写体が大きく写っている。
・空や海、山などの自然なものが少なく、建物などの人工物が多い。
・色味が豊富でカラフルな風景、かつ鮮やかな写真。
・影が少なかったり、全体的に明るくクリアで、ブレも少なくピントも広く合っている写真。
その他の写真もいろいろと試してみました。模型のように見えると時間が止まったかのような印象を受けますね。
いかがでしょうか、比較的簡単にできるので是非一度試してみては。ちなみにチルトシフトのフィルターはInstagramのアプリにも搭載されていますね。被写体をより強調させたり、可愛くポップに仕上げることが出来ます。









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