Photoshopで清潔感がある印象のイメージを作成する
最終更新日: Update!!
画像加工・レタッチの定番ツールであるPhotoshopでは、写真を異なるいろんな印象に加工することができます。今回は「清潔感」をテーマにPhotoshopを使って清潔感がある印象のイメージに仕上げていきたいと思います。
先日、クライアントワークでちょうど今回のようなレタッチが必要になったこともあり、これを機会にメモとして残しておきたいと思います。今回はこちらの写真をサンプルに使いました。
それでは早速進めていきたいと思います!
まずはベースのレイヤーをコピーしておきます、この時に再編集や微調整を行う度合いによってスマートオブジェクトに変換しておくのもいいですね。
次に「フィルター」→「Camera Raw フィルター」→「ホワイトバランス」を操作、色温度を下げて寒色に寄せることで、清潔感のある印象に近づけます。
このままだと、冷たく暗い印象が出てしまうので、同じくCamera Raw フィルターにあるホワイトバランスの項目で「色かぶり補正」の緑みを増やしてバランスをとる。強くしすぎると清潔感がなくなるので注意します。
「色調補正」→「レベル補正」を選択し、中間レベルと白レベルを上げて明度を上げて明るくします。この時に中間レベルの方をメインに調整した方が自然に仕上がります。
「色調補正」→「明るさ・コントラスト」を選択し、コントラストを下げて自然にソフトな印象に見えるようにします。
ここは好みの問題でもありますが、少しぼかしを入れておくことでより柔らかい雰囲気に仕上げることができます。どうしても寒色系に寄るためクールな印象が強く出る場合にはこのようにバランスをとるといいかもしれません。
色調補正と加工したイメージのレイヤーをまとめて、透明度を調整しながらベースのレイヤーになじませます。また色味が強く不自然さが残る場合には彩度を落とすことで調整します。
完成したイメージはこんな感じです。Beforeと比べてみると違いがよくわかるかと思います。
このレタッチ方法ですと、病院・クリニック・薬品・研究などの医療系のビジュアルデザインや、サニタリー関連のインテリア、雑貨などの衛生関連のイメージにも役立つかと思います。例えば他にもこんな感じで使えます。
ちょっとした手を加えることで、大きく印象も変えることができます。デザインをする上でも大切なことなので、覚えておいて損はないかと思いますね。











ちょっとした手を加えることで、大きく印象も変えることができます。デザインをする上でも大切なことなので、覚えておいて損はないかと思いますね。
sponserd
keyword search
recent posts
- Figmaで柔らかな印象のメッシュグラデーションを作成する
Figmaで柔らかな印象のメッシュグラデーションを作成する
- Photoshopで光沢と透明感のあるぷるっとしたテキストを作成する
Photoshopで光沢と透明感のあるぷるっとしたテキストを作成する
- Photoshopでサイバー感のあるレトロフューチャーなイメージを作成する
Photoshopでサイバー感のあるレトロフューチャーなイメージを作成する
- デザイン制作に数学的なアプローチを取り入れてみる #1(グラデーション、カラースケール)
デザイン制作に数学的なアプローチを取り入れてみる #1(グラデーション、カラースケール)
- 【実践テクニック#6】ウェブデザインやバナー制作でグラデーションマスクや光彩の効果を扱う時の注意点
【実践テクニック#6】ウェブデザインやバナー制作でグラデーションマスクや光彩の効果を扱う時の注意点
- 安さやチープな印象を強調させるデザインを考えてみる
安さやチープな印象を強調させるデザインを考えてみる
- メリハリを付けにくいトーナル配色でセパレートカラーを効果的に使う
メリハリを付けにくいトーナル配色でセパレートカラーを効果的に使う
- 【実践テクニック#5】2色の線形グラデーションで中間色をくすませず鮮やかに見せる
【実践テクニック#5】2色の線形グラデーションで中間色をくすませず鮮やかに見せる
categories