【デザインワークショップ】vol.15 料理写真のシズル感を表現してみる(エフェクト編・熱さ)
最終更新日: Update!!
今回も料理写真のレタッチで使えるテクニックを使って、料理写真のシズル感を表現していきたいと思います。今回のテーマは、熱々の料理写真には欠かせない「湯気」をPhotoshopを使ってデザインしていきます。写真では温度感を使えるのは難しいのですが、こういったエフェクトが加わることでよりリアルな雰囲気を出すことができますね。
(参考記事)
【デザインワークショップ】vol.13 料理写真のシズル感を表現してみる(色調補正編)
【デザインワークショップ】vol.14 料理写真のシズル感を表現してみる(ラップフィルター編)
2. 作成したレイヤーに対して、【フィルター】→【描画】→【雲模様1】を適用させます。レイヤーにフィルターがかかります。
3. フィルターがかかったレイヤーの描画モードを「スクリーン」に設定します。これで写真全体に湯気がかかったような感じになります。
4. この湯気のレイヤーに対して、【フィルター】→【変形】→【波形】を適用させて、湯気を変形させていきます。変形の設定でよりリアルな湯気の形になるように調整します。
2. 作成した選択範囲でマスクをかけて湯気のレイヤーをトリミングします。
3. 湯気レイヤーの透明度を調整して、よりリアルに見えるようにしていきます。
これで、リアルな湯気が出来上がり、写真の上で温度感を表現できるようになりました。重要なのは湯気自体のデザインよりも、トリミングの位置と範囲がどれだけリアルに見せるかのポイントになります。
いかがでしょうか、ちょっとした手間をかけることで伝わる印象も大きく変わってくるかと思います。特に料理写真では出来立ての熱々の雰囲気を表現できれば訴求にも影響するのでオススメのテクニックですね! 今回は「熱さ」を表現するエフェクトでしたが、次回「【デザインワークショップ】vol.16 料理写真のシズル感を表現してみる(エフェクト編・清涼感)」では「冷たさ」や「鮮度」を表現するエフェクトについてまとめていきたいと思います。
アツアツの湯気を再現
静止画である写真では、どうしても臨場感やリアル感がなくなってしまいます。その中で温度感を伝えるためには少し工夫が必要です。そこで、湯気のエフェクトを擬似的に作り出すことで料理が熱々であるという印象を与えていきます。 ここではPhotoshopのフィルターを使って湯気のデザインを作っていき、写真に合成していきます。今回はこちらの写真をサンプルに使っていきます。
STEP1. フィルターで湯気を作成する
1. まずは新規レイヤーを作成し、背景色を白色に設定します。このレイヤーが湯気のレイヤーになります。



STEP2. 湯気にマスクをかけてトリミングする
1. ここまでに出来上がった湯気レイヤーに対して「なげなわツール」で湯気を適用させる範囲に選択範囲を作成します。この時により自然に見せるため境界線のぼかしをある程度入れておきます。




いかがでしょうか、ちょっとした手間をかけることで伝わる印象も大きく変わってくるかと思います。特に料理写真では出来立ての熱々の雰囲気を表現できれば訴求にも影響するのでオススメのテクニックですね! 今回は「熱さ」を表現するエフェクトでしたが、次回「【デザインワークショップ】vol.16 料理写真のシズル感を表現してみる(エフェクト編・清涼感)」では「冷たさ」や「鮮度」を表現するエフェクトについてまとめていきたいと思います。
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