黄金比を落とし込んだ様々なデザインを見てみよう
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みなさんは黄金比というものをご存知でしょうか?デザインにはバランスが重要と言われていますが、今回は黄金比をデザインに活用した例を見ながら、黄金比がデザインに与える影響を確認していきたいと思います。
また、人間の顔の作りでも黄金比に近いと美形であるとされており、有名女優やモデルにはこれらが当てはまるケースが多いようです。
黄金比は下記のような図で表すことができます。黄金比である、5:8の構成で円を敷き詰めていくとちょうど螺旋を描くような形になります。
ですので、特にデザイン制作ではこういった黄金比を基準にレイアウトや構成を決めることが非常に有効です。それでは黄金比を使ったいろんなデザイン制作のサンプルを見ていきたいと思います。
名刺では限られたスペースに必要な情報が並べられるため、見やすく整理される必要があります。そんな時に黄金比は効果的で、無意識にレイアウトが美しいと感じさせることで、情報が伝わりやすいのと、名刺を受け取った相手にも好印象を与えることができます。
マークに使われている要素の大きさであったり、余白や間隔といったところに黄金比は使えそうですね。
例えばA判・B判といった、一般的に印刷物で使われる用紙のサイズは、この白銀比がタテヨコの比率になっています。また、日本の歴史的な建築物では、黄金比よりも白銀比が多いようです。
白銀比は黄金比より比率が小さく、正方形に近づくのでアニメや漫画のイラストキャラクターに採用すると、より可愛らしい印象が与えられるようです。
いかがでしょうか、良いデザインにはきちんとした裏付けが必要になると言われていますが、そんな時に黄金比を使うことがベストプラクティスになるのではないでしょうか。
人が美しいと感じる比率の黄金比
黄金比とは、人が見た時に美しいと感じる比率の一つで、おおよそ数値では、1:1.618(約5:8)となります。この黄金比は様々なところで見かけることができ、例えば建築物や美術彫刻、さらに身近にあるものでも採用されていることが意外と多いです。そして人工物だけでなく、自然界にも黄金比をみることができ、貝殻の渦巻きや植物の花びらや種の並び方も黄金比だったりします。

名刺デザインに黄金比を使ってみる
名刺デザインですが、名刺自体のサイズもほぼ黄金比に近いのでデザインにも比較的落とし込みやすいのではないでしょうか。
ロゴデザインに黄金比を使ってみる
アップル社やTwitter社など海外の有名企業ロゴには黄金比が使われていることが有名です。ロゴデザインにおいては、まさしくマークの形そのものがデザインのメインとなるので、黄金比を使うことで一段とデザインの完成度が上がります。
写真レイアウトと文字組みに黄金比を使ってみる
美しい写真では構図が良いと言われる場合が多いのですが、そこにも黄金比は活用できそうです。またデザインでは写真を背景にテキストといったタイポグラフィも含まれるケースが多いですので、感覚的に配置するのではなく黄金比を裏付けとすることは大切ですね。
黄金比に続く白銀比とは
今回採用している黄金比ですが、それ以外にも美しいとされている比率に「白銀比」というものがあります。こちらの数値は、1:1.414(1:√2)となり、どちらかというと日本では黄金比よりも馴染みがある比率です。
いかがでしょうか、良いデザインにはきちんとした裏付けが必要になると言われていますが、そんな時に黄金比を使うことがベストプラクティスになるのではないでしょうか。
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